msksgm’s blog

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Webエンジニアです。日々の勉強記録、技術書感想、美術観賞感想を投稿します。

2024年の目標

概要

2024 年の目標を作成します。

去年と引き続き、1ヵ月と四半期(1月、4月、7月、10月)の目標と振り返りを行ます。今年は、半年経過時点で振り返りの実施を失念しないようにします。

目標

勉強関連

勉強関連は 2023 年と同様に以下を意識して実施します。

  • ポモドーロタイマーを用いて時間計測することで定量
  • 3 ヵ月ごとの OKR 目標を設定し、達成度や興味関心を評価することで、次の注力分野をアップデート

そして、社会人 4 年目のため、今年は以下を意識します。

  • 自身が目標にしているエンジニア像にコミットできているか考える
  • 表面的な知識だけでなく、ドキュメントの一次ソースや技術書であれば原著の内容を追えるようにする

上半期の注力分野

上半期というより、最初の 3 ヵ月は以下の分野に注力します。

  • SRE・DevOps
  • Kotlin
  • 英語

下半期の注力分野

2024 年 6 月に再設定。

読書

注力分野に応じた内容の書籍を読んでいきます。

技術記事の作成

去年は目標がなかったら、投稿しなかったので、基本的には毎月投稿を意識します。 1 月~3 月は、「ハンズオンで学ぶサーバーサイド Kotlin」の Spring Boot 3 系対応をします。

2023年の振り返り

概要

2023 年の振り返りをします。

2023 年に立てた目標は以下です。

msksgm.hatenablog.com

年初に半年の振り返りを作成するとしていましたが、失念していました。 理由は 1 年間の目標自体もあいまいだったため、方向性に大きな変化があったからだと考えています。 今年は自分の目標が定まったため、来年は継続して半年ごとに振り返りを行います。

勉強関連

勉強時間

今年も計測をしていました。 合算すると約 1555 時間になります。 継続して勉強できました。 その結果、途中で迷いながらも自分の方向性を見つけられたと考えています。

1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月
175 時間 146 時間 161 時間 78.9 時間 97.9 時間 115 時間 147 時間 125.1 時間 110.6 時間 147.4 時間 133.5 時間 118 時間

勉強時間を確保できた大きな要因は、実家暮らしだからです。 来年一人暮らしする予定ですので、来年から勉強時間が激減します。 今の計画の立て方だと同じペースで勉強できないので、方向性を変更します。

勉強内容の振り返り

今年、勉強していくうちに自身の目標が DevOps をチームと技術の側面から実践できるエンジニアになることであることがわかりました。 プロダクトの持続的かつ高速な成長に対してコミットできるようになりたいと考えています。

四半期ごとに振り返ることで、今年の流れを振り返ります。

1 ~ 3 月

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1 月から 3 月は CI/CD とソフトウェアテストを目標にしていました。 この両面から実践していくうちに、本来注力すべき領域が以下の 2 点から考えるようになりました。

  • 自動化すべき対象だったり、本当に自動化が正解なのか、チームが課題を改善できるようになるにはどうしたら良いのか考えるようになる -> DevOps
  • ソフトウェアにとっての品質を確保すべき場所はなんなのか、プロダクトのあり方について考えるようになる -> プロダクトマネジメント

そして、3 月には zenn で書籍「ハンズオンで学ぶサーバーサイド Kotlin」を公開しました。 Kotlin の学習教材がなかったことに課題感があったため、作成した書籍になります。 ありがたいことに 100 Like を超えとなっており、zenn の Kotlin で作成された書籍では現在 3 番目に位置しています。 現在、Spring Boot 3 対応と OpenAPI Generator から SpringDoc の移行をしています。 どこかのタイミングで本書について説明する LT ができればと考えています。

4 ~ 6 月

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4 月から 6 月はソフトウェアテストプロダクトマネジメントと DevOps・CI/CD でした。 1 月から 3 月の間に実践したことを、スケールアップさせた 3 ヵ月でした。 その結果、ソフトウェアテスト開発者テストに、CI/CD を SRE へと興味関心が更新された 3 ヵ月でした。 どちらもより開発者目線かつ技術的な実践事項へと昇華させた次第になります。

このタイミングから、テスト・DevOps・SRE といった分野に強い興味を持っているが感覚的にわかってきました。 そして、これらに対して共通的な概念を実感して、DevOps をチームと技術の側面から実践できるエンジニアになることが自身の目的であることがわかりました。 それ以降は、それらを目標に掲げて取り組み始めました。

7 ~ 9 月

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7 月から 9 月は以下の 3 つを実施していました。

開発者テストは業務内容で、プロダクトマネジメントは書籍を読むことだったので、目標に加えつつ時間を大幅にとっていたわけではありませんでした。 少しでも目標にしているエンジニアに近付ければ良いという考え方で、実践していました。

主に比重を置いていたのは SRE・DevOps です。 具体的には、SRE 関連では書籍を読み、パブリックな勉強会にも 3 回ほど参加しました。 そして、ネットワークと Linux の勉強を実施していました。 DevOps 関連では、DevOps Research and Assesment をチーム内で導入しました。

このように、業務内外関わらず勉強に取り組むことができ、SRE について 1 つ知見を深められた 3 ヵ月だと考えています。 基本的な方向性を変えずに、10~12 月に臨みました。

10 ~ 12 月

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10 月から 12 月は以下の 3 つを実施していました。

  • SRE・DevOps
  • ネットワーク・Linux
  • LT 発表

SRE・DevOps は引き続きとなっています。 ネットワーク・Linux は SRE に必要な技術的知識を深めるためで、LT 発表の経験がなかったからです。

大きな転換としては、9 月時点では SRE エンジニアを目指していましたがやめたことです。 理由は、信頼性については文化的な側面が大きく、ポジションとして目指すものでもないと思ったからです。 プロダクト開発エンジニアとしての経験も未熟だと実感することが多いので、しばらくは信頼性観点を保持しているプロダクト開発エンジニアになりたいと考えました。 それと同様にネットワーク・Linux でより高難易度な内容も勉強しようと考えましたが、優先順位が下がったのでやめました。 複数の書籍を読みましたし、応用情報技術者試験にも合格したので、とりあえずよしとしています。

DevOps 観点ではチームにスクラムを導入しようとインプットしていました。 2024 年 1 月から開始します。 確実に最初は厳しいことがわかっていますが、自身の考え的に避けては通れない領域でしたので、ラッキーだったと考えるようにしています。

LT 発表については毎月目標は達成できませんでしたが、最初の 2 ヵ月で 5 回ほど実施したのでよかったと考えています。 社外で発表はできず、社内だけで発表をしました。 普段、業務で関わらない人から感想やフィードバックをいただき非常に良い経験となりました。 技術記事を意識的に書いていたときからもそうですが、今後も引き続き知見をまとめるフェーズと共有するフェーズの境界がなくなるように、やっていこうと思いました。

2024 年の 1 月~3 月はプロダクトよりのことや普段の勉強効率化のために SRE・DevOps、Kotlin、英語に取り組んでいきます。 SRE・DevOps 以外は大きく目標が変更されます。

技術記事の作成

今年は 4 件投稿しました。 最初の 3 ヵ月は本の作成のため、投稿できていませんでした。 それ以降はまとまったものができたら投稿するようにしています。 scrap は雑にかける分、体系的なまとめ記事をサボりがちになるので、scrap 自体はメリットが多いですが甘んじるのも良くないなと思いました。

zenn.dev

zenn.dev

zenn.dev

zenn.dev

年間を通してよく読まれた投稿が、「ハンズオンで学ぶサーバーサイド Kotlin」だったのはうれしかったです。

一年の総括

個人的な勉強面と業務面において振り返ります。

個人的な勉強面では、今年も目標から勉強内容を計画して継続的に振り返りができて一安心といった次第です。 特に最初の半年で大まかなエンジニア像を決める際には過去記事を振り返ったりもしたので、大きく役に立ったと思いました。

勉強計画において来年以降の課題は 2 つあります。 1 つめは、エンジニア像が決まったので、それを達成するための目標設定のやり方です。 確実に達成するための一意な回答がないので、引き続き自身で考えていく必要性があります。 自分が正しいと考えていたものから大きく逸れる可能性もあるのが不安です。 以前から目標を決めつつも確実に達成できてきたわけではないので、慎重に決めつつも決めたらやりきるように意識していきます。
2 つめは、今後は詳細な部分をどこまで勉強できるかです。 割とこの 3 年間は表面的な部分を学んできたと考えています。 方向性が定まっていなかった分、早めの段階で切り上げてきた内容が多々あります。 自分の理想に近付くためにも、今後は時間や経験を理由に避けられない部分があると考えているので、目標設定の際には意識します。

業務面においては、2024 年の 4 月で 3 年目を終えて 4 年目になります。 自分のやりたいことが明確になってきた分、業務とのギャップを個人の力だけではどうしても埋められないことが増えました。 そのことから転職を検討してきています。 ありがたいことに企業の方からカジュアル面談を提案していただく機会があり、だいぶ気持ちが傾いています。 ただ、まだやれることがあるんじゃないかと考えたり、それらだけを理由にしたくないので、いったん 6 ヵ月を継続しようとしています。

業務面において来年以降は、自分の関心事と会社の方向性の折り合いをつけつつ、決められた業務内容以上のコミットをしていきます。

まとめると、「継続して勉強したおかげで、自身の方向性が決まった。方向性をもとに目標の分割や難易度設定をする。業務面では折り合いをつけつつ、6 月には方針を決める」です。

長くなりましたが、ここまでお読みいただきありがとうございます。 今年もありがとうございました。 今年、学び続けられたことに多方面に対して感謝しつつ、来年も継続して向上できるように邁進します。

2023年10月〜12月の振り返り

概要

2023 年 10 月〜12 月の振り返りです。

10 月〜12 月の振り返り記事

2023 年 10 月〜12 月の振り返りを欠かさず実施しました。

10 月の振り返り記事

msksgm.hatenablog.com

11 月の振り返り記事

msksgm.hatenablog.com

12 月の振り返り記事

msksgm.hatenablog.com

勉強関連

自身の勉強する目的は、「プロダクトの高速かつ持続的な成長を可能にするため、チーム作りと技術詳細に精通したエンジニア」になることです。 長いので、最近は「DevOps をチームと技術の側面から実践できるエンジニア」と呼ぶようにしています。

勉強時間

3 ヵ月間で合計勉強時間は、時間でした。 勉強時間は毎月平均 120 時間~ 150 時間を目標にしています。

10 月 11 月 12 月
147.4 時間 133.5 時間 113 時間

3 ヵ月間(10 月〜12 月)の OKR

10 月時点の OKR

10 月時点での OKR は以下でした。

注力分野 Objective(3 ヵ月経過後の目標) Key Result(必要だと考えていること)
SRE・DevOps SRE の継続的な学習に取り組んでいる。トイルの削減と監視・モニタリングの導入を行う 「サイトリライアビリティワークブック」「SRE の探求」の勉強会を行う。トイルの削減と監視・モニタリングの導入を行う
ネットワーク・Linux SRE に必要な技術的要素として、継続的な学習をしている。 Linux・ネットワーク系の書籍を読んでいる。応用情報技術者試験を受験する。ネットワークスペシャリストの受験を検討する
LT 発表 説明能力向上のため、業務内外問わず登壇した経験がある 毎月 LT 発表する

また、10 月時点で 1 ヵ月ごとの具体的な OKR は下記でした。

注力分野 Objective(1 ヵ月度ごとの目標) Key Result(具体的な行動予定)
SRE・DevOps 10月 個人で SRE について継続的な学習をしている。業務でトイルの削減と監視・オブザーバビリティを調査する ワークブックの勉強会を終える。業務で監視またはオブザーバビリティツールについて調査する
11月 個人で SRE について継続的な学習をしている。業務でトイルの削減と監視・オブザーバビリティを説明、導入する 「SRE の探求」の勉強会を開催する。業務で監視またはオブザーバビリティツールについてまとめる
12月 個人で SRE について継続的な学習をしている。業務でトイルの削減と監視・オブザーバビリティの導入から一定の成果を得られる 「SRE の探求」の勉強会を終える。監視またはオブザーバビリティツールに一定の知見が得られた状態。業務で定義した SLO の解像度が高い状態。
ネットワーク・Linux 10月 Linux について知見を深めている。応用情報技術者試験を受験 Go ならわかるシステムプログラミング 第 2 版」または「Linux で動かしながら学ぶ TCP/IP ネットワーク入門」を読む
11月 ネットワークについて知見を深めている。 Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築改訂4版」または「Real World HTTP 第 2 版」を読む
12月 Linux とネットワークの勉強に一区切りつけている。応用情報技術者試験の合格発表。ネットワークスペシャリストの受験を判断 2 つについて振り返りを行う。応用情報技術者試験の合格発表と自身のモチベーションをもとに、ネットワークスペシャリストの受験を判断する
LT 発表 10月 LT の経験を得る 業務内外問わず、LT 発表を 1 回行う
11月 LT の経験を得る 業務内外問わず、LT 発表を 1 回行う
12月 LT の経験を得る 業務内外問わず、LT 発表を 1 回行う

12 月時点の OKR 結果

12 月を終えた時点での月毎の OKR 結果は下表の通りです。

注力分野 達成度(100 点満点) Key Result(行動結果)
SRE・DevOps 10 月 80 点 ワークブックの勉強会を終えた。業務でシステムトラブル発生時の対応訓練を始めた。モニタリング・オブザーバビリティについて調査できなかった
11 月 85 点 「SRE の探求」の勉強会、トイル削減のための bot 作成、アジャイルのキャッチアップ
12 月 70 点 「SRE の探求」の勉強会を終えた。「セキュアで信頼性のあるシステム構築」の勉強会を開始した。SLO の解像度をあげられなかった。スクラムガイドを読み、1 月で開始を目指している。
ネットワーク・Linux 10 月 75 点 Go ならわかるシステムプログラミング 第 2 版を読んだ
11 月 80 点 さまざまな本を通じてインプットできた。ネットワークスペシャリストの勉強に入れそうだが、ほかとの兼ね合いによって優先度が下がりそう
12 月 60 点 応用情報技術者試験に合格した。ネットワークスペシャリストの受験をやめた。
LT 発表 10 月 90 点 業務内で 5 回の LT 会を行った
11 月 85 点 社内の LT 会で発表した。いろいろなリアクションをもらえた。運用の業務改善について話せた。社外で LT の計画は立てられなかった
12 月 0 点 社内外の LT 会で発表できず、特に予定も立てられなかった

3 ヵ月間(10 月〜12 月)の OKR 結果

3 ヵ月を総括した振り返りは下記になります。

注力分野 達成度(100 点満点) Objective Key Result
SRE・DevOps 78.3 点 SRE の継続的な学習に取り組んでいる。トイルの削減と監視・モニタリングの導入を行う 「サイトリライアビリティワークブック」「SRE の探求」を読み終えた。「セキュアで信頼性のあるシステム構築」を読み始めた。SRE としての取り組みを少しずつ実践させたが、文化として浸透させることができなかった
ネットワーク・Linux 71.7 点 SRE に必要な技術的要素として、継続的な学習をしている。 10 月は Linux、11 月はネットワークの勉強をした。12 月は特に勉強を行えなかったが、応用情報技術者試験に合格した
LT 発表 58.3 点 説明能力向上のため、業務内外問わず登壇した経験がある 10 月・11 月は発表した。12 月はできなかった

注力分野の振り返り

SRE・DevOps

この 3 ヵ月間で実施したことは 3 つあります。 1 つめは、SRE 関連の書籍を読み進めることで知見を深めたことです。 あくまで書籍の範疇ですが、継続的に実践できています。

2 つめは、信頼性向上に関連する業務改善の活動です。 具体的は例外設計、モニタリング・オブザーバビリティ、トイル削減のための bot やフォーム作成です。 実装と設計の考え方から、具体的な行動ができました。

3 つめは、アジャイル開発の検討です。 業務内で柔軟な組織でないことに課題を実感し、調査や準備をしました。 具体的には以下の書籍や資料を読み進めました。 1 月以降に業務で実践する予定です。

この 3 ヵ月で思ったことは 2 点あります。

1 点目は、書籍を読んでいて SRE について個人的な考え方を持ったことです。 それは、SRE は文化的な側面が大きく組織の役職にとらわれるものではないことです。 SRE というポジションにとらわれることなく、プロダクト開発の中で信頼性を重視する文化を作りたいですし、貢献したいと考えています。 そのため、しばらくプロダクトエンジニアであり続けようと考えています。

2 点目は、マネジメントの難しさです。 DevOps を学んでいく中で継続的改善を実践しました。 しかし、1 人だけではどうにもならなかったり、改善する対象の優先順位付けをしなければなりませんでした。 最終的にはスクラム開発に関心を持つようになりました。 これらの実践は自身が目指すエンジニア像にも合致するので、経験を積みたいと考えていますが、困難も多いと感じています。

来月以降も SRE・DevOps は勉強を続けていきます。 具体的には以下に取り組みます。

  • SRE の関連書籍を読んでいく。3 月までには、「セキュアで信頼性のあるシステム構築」と「データベースリライアビリティエンジニアリング」を読み終える予定
  • DevOps Research and Assesment を読み実践方法や理解を深める
  • スクラム観点から DevOps を実践する

Linux・ネットワーク

SRE に必要な技術的な知識は Linux・ネットワークだと、SRE 本に記述されていたので、取り組んでいました。

10 月 ~ 12 月に取り組んだことは 2 つあります。 1 つめは、応用情報技術者試験の受験です。 ネットワークの勉強の一貫として受験しました。 10 月に受験し、12 月に合格発表されました。 ネットワークスペシャリストの午前 Ⅰ 免除のため受験しましたが、優先順位の変更によりネットワークスペシャリストの受験はしません。

2 つめは、Linux とネットワークの個人的な範囲での勉強です。 具体的には以下の書籍を読みました。 Web 系エンジニアとして役にたつことが多く勉強になりました。

総じて、目標はおおむね達成できました。 SRE をがっつりやっていくには、もっと難易度の高いことも実践した方が良いと考えています。 しかし、次のポジションとして SRE を目指しておらず、これらの分野の優先順位が低下したので、来月から勉強をやめます。

LT 発表

LT 発表は毎月 1 回発表することを目標としていました。 結果 10 月と 11 月は発表する機会があったものの、12 月は発表できませんでした。

10 月は 4 回、11 月 1 回できました。 10 月 11 月はどちらも社内向けに発表できました。 12 月に社外で発表しようとしましたが、発表できる機会がなく諦めました。

最終的に目標は達成できませんでしたが、LT 発表を準備や発表後のフィードバックでさまざまな経験を得られました。 来年の初めは意識して発表することはありませんが、チャンスがあれば継続的に発表していきたいです。

読書

サイトリライアビリティワークブック

msksgm.hatenablog.com

Go ならわかるシステムプログラミング 第 2 版

msksgm.hatenablog.com

「Real World HTTP 第 2 版」

msksgm.hatenablog.com

Linux で動かしながら学ぶ TCP/IP ネットワーク入門」

msksgm.hatenablog.com

「マスタリング TCP/IP 入門編(第 6 版)」

msksgm.hatenablog.com

「SRE の探求」

msksgm.hatenablog.com

2024 年 1 月 ~ 3 月の OKR 目標について

2024 年 1 月~3 月の OKR 目標は、SRE・DevOps、Kotlin、英語の 3 つで取り組みます。 詳細は、1 年間の振り返りで記述します。

まとめ

自身のなりたいエンジニア像が明確になった後、初めて OKR の分析をした 3 ヵ月でした。 常に最短経路で実践できているわけではありませんが、以前よりも目的意識を持ちながら勉強を続けられたと考えています。

ここ半年で、SRE の勉強を継続的に実施できています。具体的には以下の 7 冊の書籍を読み終え、SRE NEXT に参加しました。

勉強を始める前と比較して、SRE について解像度が上げられた状態になりました。 その結果、将来的になりたい職種であるのと同時に、次目指すポジションでもないことがわかってきました。 理由は、SRE というポジションがなくても信頼性ベースの考え方ができる文化の方が重要だと考えるようになったからです。 しばらくはプロダクト開発エンジニアを継続し、開発者観点から SLO を算出したり、コミットできるようになりたいと考えています。 そのため、SRE を意識して継続して勉強するのは、あと 3 ヵ月ほどを予定しています。 同様に、Linux・ネットワークの勉強も SRE 関連として意識して勉強していました。 SRE 関連の勉強の優先順位低下により、こちらは勉強をやめます。

DevOps という観点では途中から、スクラム開発の知見を深めていました。 理由は、よくもわるくも業務で必要になるからです。 とりあえず 1 月から業務で実践する予定です。 最初はすごく難しいことがわかっているので、3 ヵ月後にまた振り返りを行います。

LT 発表はエンジニアになってから発表したことがないことに課題感があり、目標に掲げていました。 最初の 2 ヵ月で 5・6 回ほど実施できました。 zenn に記事投稿するのとは異なり、その場でフィードバックをもらえるのが非常に楽しかったです。 最終的に 12 月には予定をうまく立てられず実施できませんでしたが、とりあえず満足しました。 LT 会の今後の目標は以下になります。

  • OKR の目標に立てなくても、発表していく
  • この 3 ヵ月では、社内向けの LT しかできなかったので、社外向けに LT を実施する

総じてすべてがうまくいったわけではなく、途中で目標変更が発生しますが、第目標に対して継続してコミットできた 3 ヵ月でした。 反省点を挙げるとしたら、目標に対して若干遠回り感があることです。 来月からは、もう少し身近なことから実践しようと考えています。

業務面では、そろそろ別のキャリアを考えています。 理由は業務でうまくいっていないことも挙げられますが、それ以上にやりたいことができそうな環境を知ったからです。 自身の SRE・DevOps 関連で改善活動を業務で実施しつつ、それでも難しそうであれば環境を変えたいと考えています。

年末ですので、年末の振り返りを記述します。

2023年12月の振り返り

概要

2023 年 12 月の振り返りです。

勉強概要

今月は下表のように勉強していました。 合計、約 113 時間です。

項目 1 週目(12 月 1 日〜12 月 3 日) 2 週目 3 週目 4 週目 5 週目
平日朝の勉強時間 約 3.33 時間 約 13.8 時間(33 ポモドーロ) 約 10.4 時間(25 ポモドーロ) 約 10.4 時間(25 ポモドーロ) 約 6.25 時間(15 ポモドーロ)
平日夕方の勉強時間 0 時間 0 時間 0 時間 0 時間 0 時間
休日の勉強時間 約 12.9 時間 約 5.83 時間(14 ポモドーロ) 約 8.33 時間(20 ポモドーロ) 約 5.83 時間(14 ポモドーロ) 約 20 時間(40 ポモドーロ)
「SRE の探求」/「セキュアで信頼性のあるシステム構築」勉強会 0 時間 約 1.5 時間 約 1.5 時間 約 1.5 時間 約 1.5 時間
そのほかの勉強会 0 時間 0 時間 約 10 時間 0 時間 0 時間
合計 約 16.23 時間 約 21.2 時間 約 30.2 時間 約 17.7 時間 約 27.8 時間

11 月の OKR 結果

2023 年 10 月〜12 月の目標

2023年10月〜12月の目標に記述した OKR 目標は、SRE・DevOps、ネットワーク・Linux、LT 発表です。 具体的には下表の通りになります。

注力分野 Objective(3 ヵ月経過後の目標) Key Result(必要だと考えていること)
SRE・DevOps SRE の継続的な学習に取り組んでいる。トイルの削減と監視・モニタリングの導入を行う 「サイトリライアビリティワークブック」「SRE の探求」の勉強会を行う。トイルの削減と監視・モニタリングの導入を行う
ネットワーク・Linux SRE に必要な技術的要素として、継続的な学習をしている。 Linux・ネットワーク系の書籍を読んでいる。応用情報技術者試験を受験する。ネットワークスペシャリストの受験を検討する
LT 発表 説明能力向上のため、業務内外問わず登壇した経験がある 毎月 LT 発表する

2023 年 12 月の OKR 目標

注力分野 Objective(1 ヵ月度ごとの目標) Key Result(具体的な行動予定)
SRE・DevOps 個人で SRE について継続的な学習をしている。業務でトイルの削減と監視・オブザーバビリティの導入から一定の成果を得られる 「SRE の探求」の勉強会を終える。監視またはオブザーバビリティツールに一定の知見が得られた状態。業務で定義した SLO の解像度が高い状態。スクラムの導入を考え、1 月時点で導入を目指している状態
ネットワーク・Linux 応用情報技術者試験の合格発表。ネットワークスペシャリストの受験を判断 ネットワークスペシャリストの勉強をしている。
LT 発表 LT の経験を得る 業務内外問わず、LT 発表を 1 回行う

2023 年 12 月の OKR 結果

今月は以下のようになりました。

注力分野 達成度(100 点満点) Key Result(行動結果)
SRE・DevOps 70 点 「SRE の探求」の勉強会を終えた。「セキュアで信頼性のあるシステム構築」の勉強会を開始した。SLO の解像度をあげられなかった。スクラムガイドを読み、1 月で開始を目指している。
ネットワーク・Linux 60 点 応用情報技術者試験に合格した。ネットワークスペシャリストの受験をやめた。
LT 発表 0 点 社内外関わらず、LT 発表できなかった。特に次の予定も決められなかった。

注力分野の振り返り

SRE・DevOps

今月の SRE・DevOps の点数は 70 点程度です。 理由は、アジャイルの本を読みあさったがインプット過多だったことと、SRE 関連の取り組みは勉強会だけになったからです。 具体的に振り返っていきます。

11 月の優先順位変更により、アジャイルの本を読みました。 具体的には以下の書籍や Web サイトをみていました。

自分なりになんとなく何をやるのかわかってきましたが、実践者に聞いてみると「最初の数ヵ月は本当にきつい」や「経験者がいないと意思決定が難しい」などが挙げられ、不安でいっぱいです。

SRE 関連では、「SRE の探求」を読み終えて、「セキュアで信頼性のあるシステム構築」を読み始めました。 どちらも勉強会で実践しており、難解な本ながらも理解できる部分から学んできています。 12 月では特に業務で活かせたこともありませんでした。

ネットワーク・Linux

今月のネットワーク・Linux は 60 点程度です。

優先順位の変更により、ネットワーク・Linux の勉強は取りやめました。 特にネットワークスペシャリストの受験はしないことにしました。 応用情報技術者試験の合格通知が届き、合格していたので、いったん資格ベースでの勉強は一区切りになります。

SRE エンジニアになる優先順位も下げたので、意識して勉強するのは今月までになります。 来月以降はほかのことを実践します。

LT 発表

今月は発表できず、特に予定も決められなかったので 0 点でした。 忙しかった部分もありますが、社外向けの LT 発表も特に予定を立てられなかったのが反省点です。

来月以降はほかのことを実践するため、目標からは外しますが、機会を見つけて積極的に発表します。

12 月の OKR

読書

技術記事の作成

今月は技術書というよりもビジネス書やプロダクトマネジメントの書籍を読みました。 それらの本は感想を書いていないです。

「SRE の探求」

msksgm.hatenablog.com

その他

CloudNative Days Tokyo 2023

CloudNative Days Tokyo に参加しました。

event.cloudnativedays.jp

12 月の振り返りまとめ

総じて 12 月は 11 月の優先順位変更に引っ張られた結果、当初の予定よりも大きく異なることを実践した 1 ヵ月でした。 主にアジャイルのインプットです。 何年も実践されたプラクティスだけあって、参考になる文献が多いです。 しかし、「軽量」で「理解が容易」だが「習得が困難」という言葉通り、さっそく導入の困難さを実感しています。 理由は 2 つあります。 1 つめは、認定スクラムマスターやスクラム経験者がいないことです。 経験者がいないとスクラムイベントにおける意思決定の難しいと聞いたので不安要素でしかありません。 2 つめは、最終的に自己組織化につなげられるかです。 意識的に個人が改善できるようにならないと難しいですが、外的要因から改善できた経験がないので、こちらも不安要素となっています。

SRE の点においては、役職や技術的側面に目を向けていましたが、最近は文化的な側面が大きいと思いました。 そのため、ポジションとして SRE を目指すのではなく、プロダクトエンジニアから信頼性に寄与したいと考えています。

LT 発表はスケジューリングがうまくいきませんでした。 社外の LT 会に参加すればよかったのですが、目星をつけていた LT 会が開催されなかったり、ネタを用意できていなかったしました。 業務の忙しさにかかわらず、これらは反省点です。

実践できたことは少なかったですが、やりたいことにブレることはない 1 ヵ月でした。 来月以降は目標を大きく変えます。 詳細は 3 ヵ月のふりかえりに記載します。

「SRE の探求」感想

概要

SRE の探求を読みました。 感想を書きます。

www.oreilly.co.jp

前提

目的

本書を読んだ背景は以下です。

事前知識

業務で SRE チームや関連の領域に所属しておらず、自社開発企業のプロダクト開発エンジニアとして働いています。 SRE は業務外の範囲で知見を深めており、学んだことを業務に導入したりしています。 直近では、ポストモーテムの作成文化、SLO の考え方の導入、モニタリング・オブザーバビリティについての基礎知識の共有といったことを行いました。

SRE 関連の書籍は以下を読んでいました。

DevOps 関連で言えば以下の書籍を読んでいました。

他にもSRE NEXT 2023 に参加することで、SRE の日本企業の事例も学びました。 当時の参加感想は以下の記事にまとめました。

msksgm.hatenablog.com

読了時間

個人的に勉強会を開催し、以下の日程で読み進めていました。 全 8 回で、準備に約 4 時間かけて、当日の勉強会では 1 ~ 2 時間で行いました。 そのため、合計所要時間は約 44 時間程度で読み切りました。

No. 日付
1 2023/10/31 第 Ⅰ 部 1 章 ~ 6 章
2 2023/11/07 7 章~ 9 章
3 2023/11/14 10 章 ~ 13 章
4 2023/11/21 第 Ⅱ 部 14 章 ~ 18 章
5 2023/11/28 第 Ⅲ 部 19 章 ~ 22 章
6 2023/12/05 23 章 ~ 26 章
7 2023/12/12 第 IV 部 27 章 ~ 29 章
8 2023/12/20 30 章 ~ 33 章

本書を読み進めるにあたって、SRE 本、 SLO 本、ワークブックをすでに読み切っていました。 そのため、説明が重複している領域は比較的読み進めやすかったです。

感想

SRE 本とワークブックと比較して具体例が多く、それが良かった点と難解だった点の両方があると思いました。 SRE の理論を実践した具体例が非常に参考になりつつも、具体例すぎたりポジショントークを感じられたりと参考にしづらい点も多くありました。

良かった点

良かった点は、Google 社以外の SRE の具体的な実践と、原則の考え方についてまとめられていたことです。 SRE 本とワークブックはどうしても、Google の具体的すぎる事例が頭に入ってきづらい部分がありました。 SRE の探求は、海外の会社において取り組んだ事例が記載されており、比較的わかりやすく読み進めることができました。 原則やマインドセットについても同様にあらためてわかりやすく説明されている部分が多かったです。

しかし、これらはあくまで書籍にまとめられたものの話です。 最近では、SRE NEXT 2023で日本企業の事例が説明されているので、より身近なものを知りたければお勧めします。

難解だった点

難解だった点は、逆に具体的すぎて背景がわかりづらい部分も多かったことです。 具体的には以下が挙げられます。

  • 海外の大企業が独自に実践した例
  • インタビュー形式の内容
  • 個人的にはまだ関わりが薄い職務内容(採用など)

これらの部分は、読み進めるのが難しく、ほとんど飛ばしてしまいました。 ジャンル分けはされているものの、全体を通して一貫した内容でないので、勉強会の際には読む場所をある程度絞ることをお勧めします。

次に関連で勉強すること

引き続き SRE 関連の書籍を読み進めていきます。 具体的には以下の書籍です。

まとめ

SRE の探求によって、SRE の具体的な実践例を学べました。 具体的な事例がまとめられた書籍は少ないですので、具体例を学びたい方には本書をお勧めします。 しかし、SRE を学ぶために読むには、SRE 本またはワークブックを読んだ方が良いと思いました。 同様に、すべての具体例を学ぶのは難しいので、一部だけに絞るかSRE NEXT 2023といったイベントへの参加をお勧めします。