msksgm’s blog

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Webエンジニアです。日々の勉強記録、技術書感想、美術観賞感想を投稿します。

2023年の振り返り

概要

2023 年の振り返りをします。

2023 年に立てた目標は以下です。

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年初に半年の振り返りを作成するとしていましたが、失念していました。 理由は 1 年間の目標自体もあいまいだったため、方向性に大きな変化があったからだと考えています。 今年は自分の目標が定まったため、来年は継続して半年ごとに振り返りを行います。

勉強関連

勉強時間

今年も計測をしていました。 合算すると約 1555 時間になります。 継続して勉強できました。 その結果、途中で迷いながらも自分の方向性を見つけられたと考えています。

1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月
175 時間 146 時間 161 時間 78.9 時間 97.9 時間 115 時間 147 時間 125.1 時間 110.6 時間 147.4 時間 133.5 時間 118 時間

勉強時間を確保できた大きな要因は、実家暮らしだからです。 来年一人暮らしする予定ですので、来年から勉強時間が激減します。 今の計画の立て方だと同じペースで勉強できないので、方向性を変更します。

勉強内容の振り返り

今年、勉強していくうちに自身の目標が DevOps をチームと技術の側面から実践できるエンジニアになることであることがわかりました。 プロダクトの持続的かつ高速な成長に対してコミットできるようになりたいと考えています。

四半期ごとに振り返ることで、今年の流れを振り返ります。

1 ~ 3 月

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1 月から 3 月は CI/CD とソフトウェアテストを目標にしていました。 この両面から実践していくうちに、本来注力すべき領域が以下の 2 点から考えるようになりました。

  • 自動化すべき対象だったり、本当に自動化が正解なのか、チームが課題を改善できるようになるにはどうしたら良いのか考えるようになる -> DevOps
  • ソフトウェアにとっての品質を確保すべき場所はなんなのか、プロダクトのあり方について考えるようになる -> プロダクトマネジメント

そして、3 月には zenn で書籍「ハンズオンで学ぶサーバーサイド Kotlin」を公開しました。 Kotlin の学習教材がなかったことに課題感があったため、作成した書籍になります。 ありがたいことに 100 Like を超えとなっており、zenn の Kotlin で作成された書籍では現在 3 番目に位置しています。 現在、Spring Boot 3 対応と OpenAPI Generator から SpringDoc の移行をしています。 どこかのタイミングで本書について説明する LT ができればと考えています。

4 ~ 6 月

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4 月から 6 月はソフトウェアテストプロダクトマネジメントと DevOps・CI/CD でした。 1 月から 3 月の間に実践したことを、スケールアップさせた 3 ヵ月でした。 その結果、ソフトウェアテスト開発者テストに、CI/CD を SRE へと興味関心が更新された 3 ヵ月でした。 どちらもより開発者目線かつ技術的な実践事項へと昇華させた次第になります。

このタイミングから、テスト・DevOps・SRE といった分野に強い興味を持っているが感覚的にわかってきました。 そして、これらに対して共通的な概念を実感して、DevOps をチームと技術の側面から実践できるエンジニアになることが自身の目的であることがわかりました。 それ以降は、それらを目標に掲げて取り組み始めました。

7 ~ 9 月

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7 月から 9 月は以下の 3 つを実施していました。

開発者テストは業務内容で、プロダクトマネジメントは書籍を読むことだったので、目標に加えつつ時間を大幅にとっていたわけではありませんでした。 少しでも目標にしているエンジニアに近付ければ良いという考え方で、実践していました。

主に比重を置いていたのは SRE・DevOps です。 具体的には、SRE 関連では書籍を読み、パブリックな勉強会にも 3 回ほど参加しました。 そして、ネットワークと Linux の勉強を実施していました。 DevOps 関連では、DevOps Research and Assesment をチーム内で導入しました。

このように、業務内外関わらず勉強に取り組むことができ、SRE について 1 つ知見を深められた 3 ヵ月だと考えています。 基本的な方向性を変えずに、10~12 月に臨みました。

10 ~ 12 月

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10 月から 12 月は以下の 3 つを実施していました。

  • SRE・DevOps
  • ネットワーク・Linux
  • LT 発表

SRE・DevOps は引き続きとなっています。 ネットワーク・Linux は SRE に必要な技術的知識を深めるためで、LT 発表の経験がなかったからです。

大きな転換としては、9 月時点では SRE エンジニアを目指していましたがやめたことです。 理由は、信頼性については文化的な側面が大きく、ポジションとして目指すものでもないと思ったからです。 プロダクト開発エンジニアとしての経験も未熟だと実感することが多いので、しばらくは信頼性観点を保持しているプロダクト開発エンジニアになりたいと考えました。 それと同様にネットワーク・Linux でより高難易度な内容も勉強しようと考えましたが、優先順位が下がったのでやめました。 複数の書籍を読みましたし、応用情報技術者試験にも合格したので、とりあえずよしとしています。

DevOps 観点ではチームにスクラムを導入しようとインプットしていました。 2024 年 1 月から開始します。 確実に最初は厳しいことがわかっていますが、自身の考え的に避けては通れない領域でしたので、ラッキーだったと考えるようにしています。

LT 発表については毎月目標は達成できませんでしたが、最初の 2 ヵ月で 5 回ほど実施したのでよかったと考えています。 社外で発表はできず、社内だけで発表をしました。 普段、業務で関わらない人から感想やフィードバックをいただき非常に良い経験となりました。 技術記事を意識的に書いていたときからもそうですが、今後も引き続き知見をまとめるフェーズと共有するフェーズの境界がなくなるように、やっていこうと思いました。

2024 年の 1 月~3 月はプロダクトよりのことや普段の勉強効率化のために SRE・DevOps、Kotlin、英語に取り組んでいきます。 SRE・DevOps 以外は大きく目標が変更されます。

技術記事の作成

今年は 4 件投稿しました。 最初の 3 ヵ月は本の作成のため、投稿できていませんでした。 それ以降はまとまったものができたら投稿するようにしています。 scrap は雑にかける分、体系的なまとめ記事をサボりがちになるので、scrap 自体はメリットが多いですが甘んじるのも良くないなと思いました。

zenn.dev

zenn.dev

zenn.dev

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年間を通してよく読まれた投稿が、「ハンズオンで学ぶサーバーサイド Kotlin」だったのはうれしかったです。

一年の総括

個人的な勉強面と業務面において振り返ります。

個人的な勉強面では、今年も目標から勉強内容を計画して継続的に振り返りができて一安心といった次第です。 特に最初の半年で大まかなエンジニア像を決める際には過去記事を振り返ったりもしたので、大きく役に立ったと思いました。

勉強計画において来年以降の課題は 2 つあります。 1 つめは、エンジニア像が決まったので、それを達成するための目標設定のやり方です。 確実に達成するための一意な回答がないので、引き続き自身で考えていく必要性があります。 自分が正しいと考えていたものから大きく逸れる可能性もあるのが不安です。 以前から目標を決めつつも確実に達成できてきたわけではないので、慎重に決めつつも決めたらやりきるように意識していきます。
2 つめは、今後は詳細な部分をどこまで勉強できるかです。 割とこの 3 年間は表面的な部分を学んできたと考えています。 方向性が定まっていなかった分、早めの段階で切り上げてきた内容が多々あります。 自分の理想に近付くためにも、今後は時間や経験を理由に避けられない部分があると考えているので、目標設定の際には意識します。

業務面においては、2024 年の 4 月で 3 年目を終えて 4 年目になります。 自分のやりたいことが明確になってきた分、業務とのギャップを個人の力だけではどうしても埋められないことが増えました。 そのことから転職を検討してきています。 ありがたいことに企業の方からカジュアル面談を提案していただく機会があり、だいぶ気持ちが傾いています。 ただ、まだやれることがあるんじゃないかと考えたり、それらだけを理由にしたくないので、いったん 6 ヵ月を継続しようとしています。

業務面において来年以降は、自分の関心事と会社の方向性の折り合いをつけつつ、決められた業務内容以上のコミットをしていきます。

まとめると、「継続して勉強したおかげで、自身の方向性が決まった。方向性をもとに目標の分割や難易度設定をする。業務面では折り合いをつけつつ、6 月には方針を決める」です。

長くなりましたが、ここまでお読みいただきありがとうございます。 今年もありがとうございました。 今年、学び続けられたことに多方面に対して感謝しつつ、来年も継続して向上できるように邁進します。