概要
3 年ぶりに達人プログラマー(第 2 版)を読みました。 感想を書きます。
前提
本書は、一度読書済です。そのため、割と読むのが早かったと考えています。
読了時間
3 時間程度で読み終えました。 一度読書済のため、本書の主張と見解が一致している部分や深堀しても現時点では得られるものが少なさそうな箇所を簡単に読み飛ばしました。
目的
本書を読んだ理由は以下です。
- 個人の zenn の scrap 「ソフトウェアエンジニアとしての姿勢と心構え」を実践するの実践内容に含めていた。特に、習慣的な部分を読み直したかった
- 2021 年新卒でエンジニアとして就職したときに読み、当時から読み返そうと考えていたので 3 年目を終えてちょうど良かった
- 毎月 1 冊技術書を読む目標を実践するために読んだ
感想
久しぶりに読み直した感想は主に以下の 3 つです。3 年前との比較になるので、個人的な見解が主です。 詳細を順番に記述します。
- 3 年前と比較して自身の知識がアップデートされたので、本書のコンテキストを把握しながら読み進められた
- 3 年前の自分が時間をかけても難解な部分も多かったので、エンジニア初学者に推薦するには、時間をかけて読む箇所を限定して紹介した方が良いと思った
- 3 年前に本書を読んで実践しようとしていた習慣が実践できていなかったり薄れていると思ったので、気を引き締める良い機会になった
1 つめは、3 年前と比較して自身の知識がアップデートされたので、本書のコンテキストを把握しながら読み進められました。 具体的には、契約による設計や表明を用いたプログラミングや、並行性について 3 年前の自分が読んでもまったく理解できなかったと考えています。 それらの知識について本書を意識して学んできたわけではありませんが、概要は把握しており読み進める際に詰まることなく読めました。 内容的に「この XXX についての説明は YYYY ことだな」と思いついたり、参考文献もすでに読んだことがあったり邦訳版が思い浮かんだので、技術書のインデックスの作成に成功したと考えています。
2 つめは、3 年前の自分が時間をかけても難解な部分も多かったので、エンジニア初学者に推薦するには、時間をかけて読む箇所を限定して紹介した方が良いと思いました。 1 つめの裏返しになるのですが、本当に初学者な時には読み飛ばすだけで良い部分もありますし、今の自分が読んでも読み返す部分が多いと思いました。 立場的に初学者に本の紹介をする機会も少なくないので、本書を紹介するときにはそうしようと考えました。
3 つめは、3 年前に本書を読んで実践しようとしていた習慣が実践できていなかったり薄れていると思ったので、気を引き締める良い機会になったことです。 特に第 1 章「達人の哲学」、第 2 章「達人のアプローチ」、第 3 章「基本的なツール」についてです。 まちがいなく 3 年前も印象にのこった部分ですが、すっかり実践できていませんでした。 これらの内容も「ソフトウェアエンジニアとしての姿勢と心構え」を実践するで、自分の目標や OKR に落とし込み実践していきます。
まとめると 3 年前の自分と比較できる良い物差しになりました。 新卒のときに読み数年たってから読むのは、本書の読み方の 1 つだと考えたので本書を紹介するときにはそのように紹介しようと思いました。 同様に達人には程遠いですので、目に見える形でアウトプットしつつ取り組みます。
次に関連で勉強すること
- 「ソフトウェアエンジニアとしての姿勢と心構え」を実践するに達人プログラマーの内容を更新する
- プログラマが知るべき 97 のことを読む