msksgm’s blog

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Webエンジニアです。日々の勉強記録、技術書感想、美術観賞感想を投稿します。

2023年8月の振り返り

概要

2023 年 8 月の振り返りです。

勉強概要

今月は下表のように勉強していました。 合計、約 125.1 時間です。 連休中に旅行にもいきましたが、継続して学びたいことを実践できています。

項目 1 週目(7 月 31 日 ~ 8 月 6 日) 2 週目 3 週目 4 週目 5 週目(8 月 28 日 ~ 8 月 31 日)
平日朝の勉強時間 約 15.8 時間(38 ポモドーロ) 約 11.7 時間(28 ポモドーロ) 約 15.8 時間(38 ポモドーロ) 約 16.7 時間(40 ポモドーロ) 約 13.3 時間(32 ポモドーロ)
平日夕方の勉強時間 約 0.833 時間(2 ポモドーロ) 0 時間 0 時間 0 時間 約 0.50 時間(1 ポモドーロ)
休日の勉強時間 約 15 時間(36 ポモドーロ) 約 2 時間 約 12 時間(24 ポモドーロ + 2 時間) 約 10 時間(24 ポモドーロ) 0 時間
「SRE 本」勉強会/「SLO 本」勉強会 約 2 時間 約 2 時間 約 2 時間 約 2 時間 約 2 時間
そのほかの勉強会 0 時間 0 時間 0 時間 0 時間 約 1.5 時間
合計 約 33.6 時間 約 15.7 時間 約 29.8 時間 約 28.7 時間 約 17.3 時間

8 月の OKR 結果

2023 年 7 月〜9 月の目標

2023年7月〜9月の目標に記述した OKR 目標は、開発者テスト、プロダクトマネジメント、SRE・DevOps です。 具体的には下表の通りになります。

注力分野 Objective(3 ヵ月経過後の目標) Key Result(必要だと考えていること)
開発者テスト サービスで稼働されているソースコードを、単体テスト観点から評価し、改善に着手した経験がある状態 単体テストから考える設計の理想が遠い業務コードを理解し、計画を立て、一部の改善に取り組むこと
プロダクトマネジメント プロダクトマネジメントの継続的な学習をしている状態 プロダクトマネジメントの書籍を毎月 1 冊読み感想を書く
SRE・DevOps SRE の初歩的な概念の知識を獲得している。組織面と技術面の両方において実践している状態 SRE 本を読み終えている。部分的に SRE の概念や手法を業務のチームに導入し、継続的な学習と実験ができている。

2023 年 8 月の OKR 目標

8 月は下表に落とし込んでいました。

注力分野 Objective(1 ヵ月度ごとの目標) Key Result(具体的な行動予定)
開発者テスト 既存のリポジトリ単体テストの改善計画 チームで改善計画について優先順位をつけ、いつでも手を動かせるようにする。
プロダクトマネジメント プロダクトマネジメントの継続的な学習をしている状態 INSPIRED」か「チームトポロジー」を読む
SRE・DevOps SRE について一定の理解を獲得している。業務において監視・オブザーバビリティの側面で SRE を導入し始めている。Linux の少し上級者的な部分を学ぶ SRE 本の勉強会が終了している。SLO 本の勉強会を計画する。業務で利用している監視・オブザーバビリティツールの使い方を学ぶ。「[試して理解]Linux のしくみ」を読む。応用情報技術者試験の勉強をする

2023 年 8 月の OKR 結果

注力分野 達成度(100 点満点) Key Result(行動結果)
開発者テスト 60 点 継続して、業務コード改善に取り組んでいた。それ以上のことはできなかった。
プロダクトマネジメント 75 点 予定通りチームトポロジーを読んだ
DevOps・SRE 80 点 SRE 本を読み終えた。SLO 本の勉強会を開始した。業務で DORA の勉強会を終えて、キーメトリクスの定義に入り始めた。

注力分野の振り返り

開発者テスト

開発者テストは 60 点程度でした。理由は業務コード改善に継続して取り組めたものの、新しく得られたことがなかったからです。 今月は業務コード改善にひたすら取り組んでいました。 完全に作業フェースに入っており、業務コードを書くうちに得られるものもたまにありますが、時間をかけてもあまり学びがありません。 時間は勉強時間の半分を費やしていますが、なかなか苦戦しています。 修正対象はまだ 1 割ほどにも届いていませんが、今後も継続して取り組んでいきます。

プロダクトマネジメント

プロダクトマネジメント75 点でした。 予定通り 1 冊書籍を読んだので、この点数です。 今月はチームトポロジーを読み、読書感想文を書きました。 直近の業務でポッドキャスト6. 1on1 in Publicを聞いた際にチームトポロジーが話題に上がっていたため優先して読みました。 逆コンウェイの法則による組織論的な書籍でした。 組織論は以前から個人的な関心事だったため興味深かったです。 9 月以降も継続して書籍を読みます。

SRE・DevOps

SRE・DevOps は 80 点でした。 理由は、勉強会が継続的にできたことと、業務で DORA の勉強会を行い、チームの DORA を定義するワークショップを開催したこと、Linux と応用情報の勉強が継続的にできたからです。 ただし、監視・オブザーバビリティツール周りの学習には時間を割くことができませんでした。 それぞれ振り返ります。

勉強会は SRE 本を読み終えました。 内容が重厚だったり Google に偏った内容だったりと読み進めるのが難しい部分も多かったですが、SRE の原理・原則・文化・哲学を学ぶことができて良い経験になりました。 業務でも、SRE という単語を使わずに信頼性を計測する取り組みや、学習文化を取り入れようとしています。 続いて、SLO 本の勉強会を開始しています。 SLO の重要性から学び、具体的な実践方法を学びつつあります。

業務で DORA の勉強会を行いました。 当初チームで、開発生産性の話をする際に行き詰まってしまいました。 そこで、自身がチームに DORA を紹介し、キーメトリクスを評価する重要性を解説しました。 DORA のキーメトリクスや実践方法を理解するために、勉強会の開催と DORA のキーメトリクスをケイパビリティを埋めるワークショップを導入しました。 勉強会では、ポッドキャスト5. Accelerate6. 1on1 in Publicを聴いて内容を議論する形式で実施しました。 DORA の内容や「Lean と DevOps の科学」の説明、実践例の評価といった部分を学び、チームに DORA についての認識を合わせました。 ワークショップは DORA を実践することによるチームの目標、チームにおけるキーメトリクスの定義と計測方法、チームが実践できるケイパビリティの評価と選択といったことフレームワークを用意しました。 自身は DORA を実践した経験がありませんでしたが、準備し受け入れられ納得しながら進められています。

Linux の勉強は SRE の勉強の一貫です。 Linux の理解を深めるために[試して理解]Linux のしくみを読み終えました。 Web の技術を学ぶ前に読んだ際には途中で断念しましたが、社会人になって読み直すことができよかったです。 加えて、応用情報の勉強も継続して行っています。午前試験はだいたい学び終わり順調です。 9 月中は午後試験の学習に時間を割きます。

総じて、プライベートと業務の両方で SRE と DevOps に取り組むことができました。 個人の範囲で学べることから、チームでないと学べないことまで、幅広く学べて満足な 1 ヵ月でした。 これらの分野は学んだからといって、すぐに活かせるわけではないので、効果は 10 月以降にでるのではないかと考えています。 今月の反省点は、監視・オブザーバビリティについて時間を割くことができなかったことです。 SRE について考えるたびに、目標に掲げていますがうまく勉強に落とし込めていないことに課題を感じています。 現状は過去にできていて継続しているものがメインとなっています。 来月は今まで取り組めていた範疇以上のものに手をつけられるようにします。

9 月の OKR

今月の OKR の結果から、9 月の OKR を下記のように定めます。

注力分野 Objective(1 ヵ月度ごとの目標) Key Result(具体的な行動予定)
開発者テスト 改善計画の 1 つめに取り組みに着手し、終えている 継続して改善に取り組む
プロダクトマネジメント 継続的に学習ができている状態 INSPIREDまたは、今から始める・見直す内部統制の仕組みと実務がわかる本を読み読書感想文を書く
SRE・DevOps SRE について継続的な学習をしている。チームに対して導入したことの振り返りを行う。ネットワークと Linux に対して 1 つの区切りをつけている 次の勉強会を実施している。7月8月に導入したことを評価する。応用情報技術者試験の勉強をする。監視・オブザーバビリティツールまたはタスク管理ツールについて知見を深める

読書

今月は 3 冊読書感想文を書きました。 どれも OKR に関連する書籍で学ぶことができてよかったです。

SRE サイトリライアビリティエンジニアリング

msksgm.hatenablog.com

[試して理解]Linux のしくみ【増補改訂版】

msksgm.hatenablog.com

チームトポロジー

msksgm.hatenablog.com

技術記事の作成

今月は読書関連で 1 つ作成できました。

「[試して理解]Linux のしくみ【増補改訂版】」の実験環境を Docker で作成する方法と詰まったこと(M1Mac)

zenn.dev

その他

今月は以下のイベントに参加しました。 SRE チームが具体的に取り組んだ内容を学ぶ機会は限られているので、非常に有益でした。

uzabase-tech.connpass.com

8 月の振り返りまとめ

8 月は先月の内容を踏まえて、インプットを継続できた月でした。 特に SRE・DevOps は先月に引き続き業務内外問わず取り組めました。 普段から勉強して準備してきたおかげで、業務における偶発的な機会でもうまく自分のチャンスに変換できたと考えています。 3 ヵ月という単位でも独学で学びきるのは難しいと考えていますので、独自のやり方を提案しているとはいえ割と貴重な体験をできています。
注力分野に関連しない部分では、普段の勉強が経験のギャップを埋めることに成功しつつあると実感してきています。 自身が初めて遭遇する機会でも多くの選択肢が思いつき検証することで、うまく対処できている機会が増えたという感覚があります。 理由は普段から書籍を読み書籍に対して疑問を投げたり、個人の勉強会で人と意見を交換する機会を増やしたりと思考の回数を増やしたからだと考えています。

しかし、ほかの点では良いことばかりではなく、うまくいかなかったことが 3 つありました。
1 つめはインプット過多でうまく自分の中で落とし込めていない部分があることです。 なんとかして学べる状況を作れているものの、体系だったものとして経験できておらず、対処的な学び方になってしまっています。
2 つめは開発者テストです。 想定以上に進捗が芳しくありません。 ほかの作業の片手間に行っているので、終わりが見えない状況です。 勉強計画に影響を与えているので、来月に何かしらの一区切りを付け足状態にしたいです。
3 つめは DevOps の浸透です。 DevOps でチームの意思統一の難しさを実感しています。 共感したうえで、全員で改善活動に取り組まなければ、DevOps の学習文化を達成できないと考えていますが、実践や共有の難しさに心が折れかけています。 チームの取り組みとして DORA のキーメトリクスとケイパビリティを定量化したので、とりあえずは来月の動きをみて継続することになると考えています。

総括すると、先月の内容を継続した 1 ヵ月でした。 継続できたという意味では良かったですが、代わり映えのしなかったという意味では悪かった感覚があります。 来月は、継続だけでなく 1 つ上のことができることを目指して、3 ヵ月分の振り返りを実施しようと考えています。