msksgm’s blog

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Webエンジニアです。日々の勉強記録、技術書感想、美術観賞感想を投稿します。

2023年6月の振り返り

概要

2023 年 6 月の振り返りです。

今月は以下を目標にしていました。

勉強概要

今月は下表のように勉強していました。 合計、約 115 時間です。 途中、残業が多かった期間もありましたが、なんとか目標(100 ~ 120 時間)達成できて良かったです。 ただし、残業時間で業務コードの単体テスト周りを修正している時間も一部含めています。 勉強になっている部分もありますが、勉強時間かと言われたら微妙な点もあります。

項目 1 週目(6 月 1 日~6 月 4 日) 2 週目 3 週目 4 週目 5 週目
平日朝の勉強時間 約 5 時間(12 ポモドーロ) 約 13.3 時間(32 ポモドーロ) 約 17.1 時間(41 ポモドーロ) 約 10 時間(24 ポモドーロ) 約 11.7 時間(28 ポモドーロ)
平日夕方の勉強時間 0 時間 約 1 時間 0 時間 0 時間 約 1.25 時間(3 ポモドーロ)
休日の勉強時間 約 13.7 時間(28 ポモドーロ + 2 時間) 約 6.5 時間(20 ポモドーロ + 1.5 時間) 約 10 時間(24 ポモドーロ) 約 12.9 時間 0 時間
「SRE 本」勉強会 0 時間 約 2 時間 約 2 時間 約 2 時間 約 2 時間
そのほかの勉強会 0 時間 0 時間 0 時間 0 時間 約 4 時間(予定)
合計 約 18.7 時間 約 22.8 時間 約 29.1 時間 約 24.9 時間 約 19.0 時間

6 月の OKR 結果

2023 年 4 月〜6 月の目標

2023年4月〜6月の目標に記述した OKR 目標はソフトウェアテストプロダクトマネジメントと DevOps・CI/CD です。 具体的には下表の通りになります。

注力分野 Objective(3 ヵ月経過後の目標) Key Result(必要だと考えていること)
ソフトウェアテストプロダクトマネジメント 品質の向上と担保を第一義に、テストプロセスおよび開発プロセスを経験した状態 ソフトウェアテスト技法、テストプロセス、の知識。品質マネジメントを主目的にした開発プロセスまたはプロダクトマネジメントの導入と実践
DevOps・CI/CD 開発(Dev)側が必要な運用(Ops)の技術と考え方を認識した状態。DevOps DevOps の知識の拡充。モニタリング、オブザーバビリティ、SRE の知識。業務内外にかかわらず CI/CD の実践経験

2023 年 6 月の OKR 目標

6 月は下表に落とし込んでいました。ソフトウェアテスト開発者テストになり、CI/CD が SRE になりました。

注力分野 Objective(1 ヵ月度ごとの目標) Key Result(具体的な行動予定)
開発者テスト・プロダクトマネジメント 持続的な成長が可能にする開発者テストの理解を深めた状態、プロダクトマネジメントの知識をアップデートし続けている状態 業務のコードを「単体テストの考え方/使い方」で紹介された 4 つのプロダクションコードで評価する。可能であれば「フロントエンド開発のためのテスト入門」を読み終えている。プロダクトマネジメントの本を読んでいる
DevOps・SRE SRE の初歩的な内容を学んだ状態。業務において開発運用の目標を持っているか、DevOps の認識がとれており、より最適な状態に向かっている状態 SRE 本の勉強会を始める。開発運用間の目標を持つ

2023 年 6 月の OKR 結果

今月の OKR 結果は下表の通りです。全体的にアウトプットが少ないので、低めの点数にしています。

注力分野 達成度(100 点満点) Key Result(行動結果)
開発者テスト・プロダクトマネジメント 65 点 業務のソースコードを 4 種類のプロダクションコードに落とし込んだ。書籍から UI コンポーネントテストの基礎を学んだ。業務コードの改善に取り組んだが、難解すぎて時間がかかっている
DevOps・SRE 70 点 SRE 本の勉強会を始めて、全 9 回のうち 4 回を終えた。一応、開発運用間の共通の目標を持てた

注力分野の振り返り

開発者テスト・プロダクトマネジメント

65 点とした理由は「チームとして良い単体テストが評価できるようになり計画も立てた。しかし、テストの改善に想定以上の時間がかかり、プロダクトマネジメントには時間をさけなかった」からです。 それぞれ、良かったこと悪かったことは以下が挙げられます。開発者テスト、プロダクトマネジメントの順番に説明します。

  • 良かったこと
    • 業務でソースコードを「単体テストの考え方/使い方」の 4 種類のプロダクションコードに落とし込んだ
    • 「フロントエンド開発のためのテスト入門」の 6 章まで読み進めて、UI コンポーネントテストの基礎を学んだ
  • 悪かったこと
    • プロダクトマネジメントの本をあまり読めなかった
    • 業務コードをテスト観点から改善に取り組んでいるが、難解すぎて時間がかかっている

まずは、開発者テストについての振り返りです。
業務で「単体テストの考え方/使い方」を読み終えたため、業務コードの評価や目指すべき状態を評価しました。 現場の再認識し、リポジトリごとに優先順位もつけ、ざっくりとした計画もたてました。今後、半年ほどかけてコードレベルの改善を目標にします。
個人的な取り組みとしては、「フロントエンド開発のためのテスト入門」を読んでいました。 UI コンポーネントに体系的に学んだ経験がなかったため、非常に有益でした。 結合テスト部分がサンプルコードに依存していそうな例だったことから、UI コンポーネントテストまで読み、結合テスト以降は読みませんでした。 以降の部分は本格的にフロントエンドテストを学ぶ際に再度読み直します。

続いて、プロダクトマネジメントについての振り返りです。 書籍は「チーム・ジャーニー」を読みました。「カイゼン・ジャーニー」と「正しいものを正しくつくる」の著者である市谷聡啓氏の書籍で、自身に刺さる部分も多く良かったです。 直近では、DevOps 観点からの組織改善に向けて取り組みました。詳細は後述します。

来月以降もこれら 2 つの開発者テストとプロダクトマネジメントに取り組む予定です。 目標を立てる際には、開発者テストとプロダクトマネジメントを別軸で計画と評価します。 開発者テストは業務のソースコードの改善をすることで、知見を得ていきます。 プロダクトマネジメントは継続的な学習を目的にします。

DevOps・SRE

70 点とした理由は「SRE を学ぶために SRE 本を読み進め、技術的に必要な領域も調べられた。チームとして議論できることを増やした」からです。

  • 良かったこと
    • SRE 本の勉強会を始めた
    • SRE に必要な技術領域を学ぶ方法を調べた
    • 開発運用間
  • 悪かったこと
    • SRE の勉強の準備に 1 ヵ月かかった

まず、SRE からふりかえりをします。

4 週間かけて、SRE 本の勉強会を実施して、17 章まで読み進めました。 SRE の基本概念と具体例を学び進めることができ、非常に学びが多いです。 ただし、Google の書籍特有の具体的すぎる例も多く、読み進めるのを躊躇う部分も多いです。
また、SRE の技術的な部分の調査も行いました。SRE 本では SRE に必要なスキルを以下のように挙げていました。

私たちがさらに求めている技術的スキルの中で最も代表的なものを 2 つ挙げるなら、間違いなく UNIX システムの内部とネットワーキング(レイヤー 1 から 3)に関する専門知識です。

そこで、来月以降は技術的な勉強対象に、Linux とネットワークあげました。個人的に勉強になりそうなことを調査し scrap にまとめました。3 ヵ月から半年かけて学んでいきます。

とりあえず、とっかりとして「入門モダン Linux」を読みました。知識として知っていた部分とまったく知らなかった部分のバランスが絶妙で興味深く読めました。 並行して、「ネットワークはなぜつながるのか」も読んでいましたが、想像以上に内容が頭に入ってこなかったため、より簡単な書籍である「3 分間ネットワーク基礎講座」を読んでいます。

続いて、DevOps では、運用と開発の議論する機会を用意して、なんとなくですが共通の課題を認識できました。 ひとまず、目標を立てることができてよかったのですが、進捗管理については課題があります。 まだ試行錯誤の段階ですので、目標を掲げただけにならないように、コミットしていきます。

来月以降も SRE と DevOps は継続していきます。 こちらの 2 つは分割しない可能性があります。 基本的には SRE 本を読んで、チームに適用できる事象を DevOps として落とし込んでいきます。

7 月の OKR

3 ヵ月経過したので、3 ヵ月分の振り返りを行い、それをもって 7~9 月の OKR を決めます。

読書

今月は以下の書籍を読んだり、読みきれなかったりしました。今月は忙しくて 1 冊しか読書感想文を書けなかったことが心残りです。

入門 モダン Linux

msksgm.hatenablog.com

技術記事の作成

今月は特にありません。

その他

本記事を投稿したタイミングでは、まだ開催されていませんが、月末に下記のイベントに参加予定です。

Kotlin と Scala 活用者が語る技術選定のヒント

offers.connpass.com

Apache Pulsar Meetup Japan #5

japan-pulsar-user-group.connpass.com

6 月の振り返りまとめ

6 月は 5 月で具体的になった勉強したいことに対する準備期間だったと考えています。 特に SRE の勉強をしているときに多少難解な内容でも読み進めようとする気持ちになれています。 自身のやりたいことが明確になってきたからこそ、納得感を持って読み進められています。 単体テストプロダクトマネジメント、DevOps についても同様な状態です。 詳細は、6~9 月の振り返りで記載しますが、自身のなりたいエンジニア像と勉強内容がマッチしてきていると考えています。 7 月以降の勉強計画やキャリアも 3 ヵ月の振り返りで記載します。