「ニュータイプの時代 新時代を生き抜く 24 の思考・行動様式」[山口 周, 2019]を読みました。
感想
会社の人に薦められたので読みました。
ニュータイプとオールドタイプの違いは以下です。
「オールドタイプ」従順、論理的、勤勉、責任感の強い 「ニュータイプ」自由、直感的、わがまま、好奇心の強い 正解を探す->問題を探す 予測する->構想する KPI で管理する->意味を与える 生産性を上げる->遊びを盛り込む ルールに従う->自らの道徳観に従う 一つの組織にとどまる->組織間を越境する 綿密に計画し実行する->とりあえず試す 奪い、独占する->与え、共有する 経験に頼る->学習能力に頼る
全体的な内容は、 問題が過剰で解決策が希少だった過去の時代と比較して、現代は問題が希少になっている。 その中で、過去のおこないをそのまま、当てはめようとするやり方はオールドタイプで、現代は問題を自ら探したり、問題に対して対応するニュータイプの能力が求められる。 といった感じです。
上記のニュータイプの要素を説明するために、オールドタイプの失敗とニュータイプの成功の例をひたすら列挙していきます。 「イシューから始めよ」に関連する部分も多く、ほとんどが納得する説明で、学ぶことが多かったです。 ただ、若干こじつけに感じてしまう説明もあったり、闇雲にオールドタイプを批判しているように感じる箇所(専門家が役に立たない?、日本は偉い人が問題解決して、海外は一般人が解決する文化?)もあって、すべてを鵜呑みせずに情報の取捨選択をしながら読めるといいと思いました。