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Webエンジニアです。日々の勉強記録、技術書感想、美術観賞感想を投稿します。

「時間術大全――人生が本当に変わる「87の時間ワザ」」感想

「時間術大全――人生が本当に変わる「87の時間ワザ」」[ジェイク・ナップ (著), ジョン・ゼラツキー (著), 櫻井 祐子 (翻訳) , 2019]を読みました。

感想について記述していきます。

感想

会社の一年先輩の方に進められたの読みました。

タイトルの通り、時間術大全の本です。効率的な時間の使い方本の一つですね。このような本には、効率的な仕事の進め方や、隙間時間の作り方のような方法が主な印象です。

本書では、「ハイライト」、「レーザー」、「チャージ」、「チューニング」の4ステップで1日の一つのタスクを集中するか、という方法論を提唱しています。 「ハイライト」は1日で1番優先すること、「レーザー」はレーザーのように集中する方法(ただ、スマホ中毒の回避方法はタイムロッキングコンテナで十分な気がした)、「チャージ」は、レーザーになるための方法(休憩方法、食事、運動など)、「チューニング」は1日を振り返ってカイゼンしていく方法について述べられたものです。 著者は GoogleYoutube で働いていた2人(おそらく世間的にみれば超効率的に働くことができていた人物)です。 そんな2人でもスマホやテレビ中毒になってしまう「無限の泉」があり、それからどのようにして、自分の本当にやりたいことにができるように改善していったのか印象に残る本でした。

この本の良いと思ったことは2つあります 1つ目は2人がそれぞれの意見を持っており 、要所で「朝方 vs 夜型」、「断食 vs 完食」などと、世間で言われるライフハックをそれぞれの視点から考察と実践がされています。 2つ目は、「ハイライト」、「レーザー」、「チャージ」、「チューニング」の方法が合計で 87 個あり、普通の全部やれと言われそうですが、本書では自分に適していそうなやり方を選んで試して欲しいというところです。

選択などによる決断疲れや、集中のスイッチングコストは下げた方が良いという本は数多くあっても、一つのことに注力できたら OK という本は珍しいきがして印象的でした。 本書の最後に1日の始めと終わりに書くメモ(「ハイライト」、「レーザー」、「チャージ」、「チューニング」を書くメモ)が付録としてあるので、試しに一回やってみましたが、明日カイゼンすることや、今日の感謝なども書くので、毎日続けて行ったら、時間術以外の改善も得られそうでした。 とりあえず、メモ書きから初めて、徐々に 87 個で自分に合っていそうなことを始めようと思える本でした。