msksgm’s blog

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Webエンジニアです。日々の勉強記録、技術書感想、美術観賞感想を投稿します。

「[改訂新版]3分間ネットワーク基礎講座」感想

概要

[改訂新版]3 分間ネットワーク基礎講座」を読みました。 感想を書きます。

前提

目的

  • SRE 本で SRE に求められる技術的なスキルが「UNIX システムの内部とネットワーキング(レイヤー 1 から 3)に関する専門知識」と記述されていたので、ネットワークを学びたかった
  • ネットワークの知識は苦手意識があったため、初心者向けの本から読むことにした
  • 自身が独自にネットワークを学ぶための資料を、ネットワークを学ぶための参考まとめにまとめていた。その中で、最も初心者向けの本を読んだ

事前知識

ネットワークの知識はほとんど初心者で、経験としては座学や独学程度です。 どれも、苦手意識あり、内容も忘れていました。

読了時間

だいたい 10 時間から 12 時間で読み切ったと考えています。 1 章ごとに、およそ 2 時間かけて MIRO に書き起こしていたため、2 時間 × 5 章で 10 時間強かかりました。

MIRO で行っていたメモ

感想

ネットワークを学ぶ際にさまざまな記事で紹介されている通り、ネットワーク初心者向けの本だったと考えています。 自身もネットワークに苦手意識を持っていましたが、読み切ることができました。 「ネットワークについて初心者向けの本を教えてほしい」と言われたら本書をお勧めします。 具体的に良かった点と気になった点を記述していきます。

良かった点は、2 つあります。
1 つめは、軽い雰囲気で図を用いた説明のため、頭の整理をしながら読みやすいという点です。 アプリケーションの書籍と比較して、ネットワークの書籍は身近でない場合が多く、文字だけ読み取ると理解しづらい印象があります。 本書は図が豊富なため、イメージしやすいです。 同様に、説明の方法も先生と生徒の対話形式のため、議題に対して一問一答する形式で進んでいくので読みやすかったです。 2 つめは、紙の大きさが小さくページ数も少ないため、読むハードルが低いことです。 本書に限った話ではないですが、苦手意識のある書籍は心理的に読むハードルが高いです。 その点において、本書は読むハードルが低いと考えています。

気になった点は、2 つあります。
1 つめは、説明内容と対応する図がページを跨ぐことが多く、若干追いづらかったことです。 本書の薄さを良いところに挙げていました。一方で、薄い分対応を負いづらい部分がありました。 トレードオフな部分ですが、読みづらさを実感する部分の 1 つだと考えていることです。 対策として MIRO に本書の関連付けを軽くまとめていました。 この方法は、テキストベースですが手を動かして関連を学べるためお勧めです。
2 つめは、会話形式のため最初に結論から入らないため、内容が入ってきづらい場合があることです。 会話形式の書籍は話の結末として結論を持ってくることが多いです。 比較的わかりやすい内容なら問題ありませんが、難易度が高かいと、途中で何を言いたいのかわからなくなる可能性があります。 内容の問題ではありませんが、気になる人や内容として理解しづらい場合が想定されます。 本書は入門書的な立ち位置ですので導入として本書を読み、気になる箇所は、ほかの書籍で体系的かつ補完的に読んだ方良いと思いました。

次に関連で勉強すること

引き続き、ネットワークの勉強をしたいので、以下の書籍を考えています。また、理解度のチェックとして応用情報技術者試験の受験も考えています。

また、SRE 関連で Linux の書籍を読もうと考えています。具体的には以下の書籍を検討中です。

まとめ

ネットワークの初心者向けの本であり、苦手意識を持っていた自身も読み切ることができました。 書籍そのものの手軽さと内容の軽い雰囲気から初心者にお勧めする本ですが、それ自体に対して苦手意識を持つ人もいると思いました。 この本を入門書としてほかの書籍にも手を出していきます。