msksgm’s blog

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Webエンジニアです。日々の勉強記録、技術書感想、美術観賞感想を投稿します。

「マスタリングTCP・IP―入門編―(第 6 版)」 まとめと感想

「マスタリング TCP/IP―入門編―(第 6 版)」[2019, 井上直也・村山公保・竹下隆史・荒井透・苅田幸雄]を読み始めました

感想について記述していきます.

まとめ,感想

難易度について

  • 分厚いみために反して,内容は完全に初心者向け.
  • 簡単な IT 関連の資格試験や Web アプリを作成する際に登場するワードがちらほら
  • 逆に言えば,どちらもやったことなければ,ほとんどわからないかも.
  • 用語の説明に,歴史的背景,実世界での利用,わかりやすい比喩,がふんだんに組み込まれているので読みやすい
  • ただ,ある一定の状況でしか使わない,聞かない内容も多いので全てを理解しようとせずに,かいつまんで読み進めた方がよさそう
  • 知識量が増えたり,ネットワークやインフラに構築に着手する機会に,再び読み返したい

内容について

  • 全体的に以下のような内容,
    • ネットワークの基礎知識
    • TCP/IP 基礎
    • OSI 参照モデルとの関連
    • データリンク
    • TCP
    • IP
    • UDP
    • ルーティング
    • アプリケーションプロトコル
    • セキュリティ
    • etc...
  • これをやれば基礎的なネットワークの知識は大丈夫そう
  • 本が大きいのは,用語の解説をページの端に書くため.
    • これのおかげで文章がすっきりするし,わからない用語をその場で読めるのでとても良い
  • ハンズオン形式ではないので,AWS のハンズオンつき入門書を購入して取り組んだ方が Web アプリ作成に必要な知識は効率よく身につきそう.

「カイゼンジャーニー」まとめと感想

カイゼン・ジャーニー たった 1 人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで」[2018, 市谷 聡啓]を読了しました.

感想について記述していきます.

まとめ

自分がいつもいる場所から外に出てみる

  • 外に出ることで問題解決の可能性が広がる
  • 聴くだけはなく,言葉にして,他人に伝える
  • 他社の実践の背景にはどんな状況,制約があったのかを理解し,自分たちの状況,制約下ではどのように実践するべきなのかを捉え直す

状態の見える化から始める

  • タスクマネジメント
    • 仕事の背景や目的を理解する
  • タスクボード
  • 朝会
    • 計画とのズレを検出し,再計画するきっかけを与えてくれる
  • 振り返り
    • 仕事のやり方やその結果を棚卸して,次の計画づくりや日々の仕事に活かす

ふりかえりで仕事のやり方を見直す

ふりかえりの基本

  • Keep,Problem,Try
    • Keep 継続
    • Problem 問題
    • Try 試す
  • ふりかえりの頻度
    • 1ヶ月かそれより短く
    • チームができたばかりは1週間
    • チームのリズムがとれてきたら2週間
  • 2回目のふりかえり
    • Problem で悪くなっていることをあげる
    • Try で Problem に対応する
    • Keep は Try でよかったことを続ける,意味のなかったことは止める

タスクマネジメントのやり方をモノにする

  • タスクを書き出し見える化する
  • 「どうなったらこのタスクは終わるのか」を言えるようになる

大きなタスクを大きなまま扱わない

  • 大きなタスクを大きなまま扱っていると,認識の違いが起きやすくなる

緊急・重要のマトリックス

  • 緊急度が低くて,重要なことに時間を割く

朝会

1日の最初に,1日の計画を立てる

  • 朝会で点検すること
    • 昨日やったこと
    • 今日やること
    • 困っていること
  • 今日のタスクマネジメントは明日のタスクのマネジメントでもある

タスクボードでタスクを見える化する

  • 3 つの要素に分ける
    • TODO
    • DOING
    • DONE

感想

著者の実体験を元にした,職場をカイゼンするストーリーです.
そのため,作中の展開は完全にフィクションというわけではないみたいです.

物語は三部構成となっていて,「一人」,「チーム」,「他の企業」において,プロジェクトにおける「カイゼン」をすすめていきます.

一人でも複数人でも,仕事の目的を認識することの重要性はかわらず.タスクへの優先度を決めています.
個人のタスク管理や.チームの認識合わせなど,実用性がありそうな内容を数多く記述している内容でした.

本書でかかれていた通り,「組織をなんとかしたい」と考えている人は多いので,内容が刺さる人も多いと思います.
組織に不満をもつのは当たり前ですが,「カイゼンジャーニーは一人から始まる」ので,「自分が何をしているか」を明確にして取り組んでいいこうと思います.

「達人プログラマー」まとめと感想

「達人プログラマー第2版」[2020, David Thomas,Andrew Hunt 共著, 村上 雅章 訳]を読了しました

まとめるには長すぎるの最初の部分だけまとめまて,個人的な感想について記述していきます.

まとめ

第二版の強化点

  • 時代に合わなくなった参照や例を削除し,新しく,現代的な内容に置き換えている点
  • 共著者が,第1版のフィードバックを反映させた

達人プログラマーになるために

継続は力なり

あなたの人生

  • 現状に不満を持っているなら変える力がある
  • 何らかの理由で開発者は変化に抗おうとしている
  • この業界には,驚くほど多くの機会が横たわっている.積極的な行動に出て機会を掴み取る

感想

プログラマが知るべき 97 のこと」で何度か紹介されていたため,今回読むことにしました.
第一版は 1990 年後半に書かれた本ですが,内容としては今も通用するとして名著として紹介されています.

学ぶ姿勢や,実務における取り組み方などをわかりやすい比喩で紹介されています.

この本を読むタイミングは早い方がいいですが,途中の内容は実務に取り組んだことがないと,まったく理解できないと思います. この本で説明されていた「DRY」,「直交生」,「テスト」などは個人開発でも多く使いますが.「セキュリティ」,「チーム」などは実際のアプリのリリースやチーム開発がないと厳しそうです.

一回の読書では理解できない部分が多いので,半年に一回や年に一回に読み返す必要がありそうです.

Connections―海を越える憧れ、日本とフランスの 150 年」感想

「Connections―海を越える憧れ、日本とフランスの 150 年」にいってきました.

概要

Connections は,ポーラ美術館の展示会です. 大きなテーマは日本とフランスが相互与えたの影響を受けた作品を展示しています. 期間は 19 世紀から 20 世紀の 150 年間です. ゴッホ,モネ,黒田清輝などの作品が展示されています.

感想

最初は日本の浮世絵から始まり,それに影響を受けたゴッホらの作品が展示されています.
ゴッホは浮世絵に影が描かれていないことから,日本の日差しが強いと勘違いしていたとか.
そんなゴッホは日本に対して幻想を持ち,独自の世界観の絵を描きました.
ゴッホの死後,今度はそれらに影響を受けた日本人たちがゴッホの書き方や作品そのもを真似た油絵を作ります. 情報伝達技術が現在ほどない時代に,これほどまでに影響を与え合ったことが驚きでした.

このようにして,日本がフランスへ,フランスが日本へ与えた影響を続々と展示しています.
日本美術の歴史において重要な人物の 1 人である黒田清輝もラファエル・コランの「眠り」を真似た,「野辺」という作品を作っており展示されています,
裸婦の特徴をどのように捉えたのか,日本人とフランス人の感性の違いを絵画で感じることができます.

それら二つの違いを特に感じるのは明暗と色彩の表現でした.
果物の色の捉え方,夜景の捉え方を真似して作っているはずなのに明らかに特徴の違いが生まれています.

フランスと日本の違いに与えた影響だけでなく,描き方そのものの違いを実感することができました.

まとめ

ポーラ美術館は箱根にあります.
所要時間は二時間ほどでした.
全体を通して,抽象的な作品が少なくとてもみやすかったです.
特に,二つの似た作品を比べると作家が何を強調したかったのか,より一層考えやすくなり,作品に対する印象が深まる展示会でした.

2月の振り返り

2 月が終わります.
2021 年の目標を元に今月の振り返りをしていきたいと思います.

生活習慣

早寝早起き生活を継続中.土日もいい感じに起きれたらいのですが... 筋トレも継続中です.背筋のトレーニングも追加しました.

プログラミング関連

フロントエンド

React,Next.js,TypeScript でアプリ制作中です. Redux 不要論がありますが,今後はどうなるのでしょうか.

バックエンド

会社で使うため,今月の前半は Java の勉強をしていましたが,データベースや API について全く触れていないのであまり意味がないですね... 仕事で GraphQL を使う機会が多いので,そこらへんでカバーできているので信じたい.

インフラ

Docker は仕事で積極的に使うようにしています.
Docker を実行できる環境さえあれば,簡単に共有できるのは想像以上に便利です.
AWS の ECS というサービスを知りました.k8sgoogle 製ですが aws ももっていたんですね.

データベース

MySQL の勉強もしていました.アプリとの連携ができていないので,勉強した効果を実感しづらいです.

ネットワーク

研修資料にあったので一応勉強しました.
「マスタリング TCP/IP 入門編」を購入したので 3 月に読みたいと思います.

趣味

読書

4冊(+2冊)達成

1冊目「プログラマが知るべき 97 のこと」

プログラマが知るべき97のこと

プログラマが知るべき97のこと

  • 発売日: 2010/12/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

2冊目「知識ゼロから学ぶソフトウェアテスト

3冊目 「ジョゼと虎と魚たち」(角川つばさ文庫

4冊目「テスト駆動開発

テスト駆動開発

テスト駆動開発

5冊目りあクト! [Ⅱ. React 基礎編]

6冊目りあクト! [Ⅲ. React 応用編]

映画観賞

「さんかく窓の外側は夜」

https://movies.shochiku.co.jp/sankakumado/

美術観賞

「トライアローグ」

https://yokohama.art.museum/special/2020/trialogue/index.html

絵を書く

デッサンではなく写真の写生をやっていました. 最近は教本を購入して色鉛筆にも挑戦しています.

最後に

二月時点でも目標を達成しています.
React に大苦戦しているので,3月にアプリをデプロイできるか不安ですが頑張りたいと思います.