概要
「継続的デリバリー」を読みました。 感想を書きます。
前提
目的
- もともと、1~3 月で CI/CD を学ぶのが目標だった
- CI/CD の概念を学ぶための本を探していた
- CI/CD の聖書的な本に思えたので読むことにした
前提知識
似たような本として以下を読んでいました。
技術的な部分では、会社のリポジトリでは CI/CD が組み込まれており、CI ツールのドキュメントを一通り読みました。
読了時間
平均 30 分程度で 10 日間ほどかけて読みました。そのため、5 時間ほどでした。 しかし、難易度が高く感じたため、飛ばし読みしながら読んだ末、必要になった時間です。 しっかり読むならもっと時間がかかるとかかります。
感想
CI/CD をなぜやるのか、何をやるのか、そのために何が必要なのかについて体系的にまとめられた本でした。 難易度が高いですが、CI/CD の概念的なことを学ぶなら、この一冊で十分だと思いました。 詳細な実装部分は、会社で利用している CI ツールのドキュメントを読み、チームで必要としていることを考え、できる箇所から組み込んでいくことで学ぶに尽きると考えています。
本書では、CI/CD を導入することで、スピード、品質、コストへの影響を解説します。 個人的には、最近品質について勉強する機会が多いため、品質観点のテストにおける影響、品質特性、テストの種類を詳細に解説しており参考になりました。 その部分においては、テストを知りたい人に対しても対象になる本だと考えています。 ほかの依存関係、ビルドの種類、過去のソースコード管理システムといった部分は具体的すぎたため、あまり参考にならず、読み飛ばしました。
全体的に重厚で、興味がある箇所でも読みきれない部分も多かったです。 そのため、非常に参考になった部分もあれば、あまりわからない部分もありました。 重要な考え方をまとめた本には違いないので、一通り CI/CD と品質(テスト)について学んだら読み直すことで、違った発見が得られそうだと考えていま。
次に関連で勉強すること
CI/CD の知見と実力を深めるため以下に取り組みます。 アウトプット重視で実践していきます。
- シェルスリプトを学ぶため、マスタリング Linux シェルスクリプト 第 2 版を読む
- 会社のリポジトリに CI/CD を組み込む。他チームで利用されている CI/CD の設定を参考にする
まとめ
- CI/CD の概念的なことを学ぶなら、本書で良さそうに思った
- テスト面において非常に参考になったが、完全な理解には程遠い状態だと考えています
- 一通り、CI/CD と品質(テスト)について実践し、学んだら読み直します