概要
「「実践ドメイン駆動設計」から学ぶ DDD の実装入門」(以下、副読本)を読みました。 「前提(DDD の経験、目的、読了時間)」「感想」「次に DDD で勉強すること」「まとめ」を記述します。
前提
DDD の経験
ドメイン駆動設計(以下、DDD)関連の本は、この本を読んだ時点では、以下の書籍を読んでいました。 基本的なことは知っている状態で読んでいたつもりです。 元々、DDD を習得するために、「実践ドメイン駆動設計」(以下、IDDD 本)の勉強会を開催し、この本は副読本として使用しました。
IDDD 本の読書感想は以下にまとめています。
目的
以下の効果を得られることを目的に読み始めました。 あくまで IDDD 本を副読書の立ち位置です。
- IDDD 本の勉強会の副読本として使用する
読了時間
勉強会は 14 週間かけておこなっていました。 副読本は 1 章だいたい 2 時間ぐらいで読み込んでいたと考えています。 副読本を読むのに 28 時間ぐらいかけたことになりますが、IDDD 本も読むことを前提なので、人によって読了時間が異なります。
感想
実際に読んでみて、IDDD 本を読むための必須の本でした。 IDDD 本に興味がある全ての人に薦めています。
IDDD 本の内容的、日本語的にわかりづらい部分をわかりやすくまとめていました。言葉に起こすとわかりづらい部分も図や表で綺麗にまとめられているおかげで、勉強会中になんどもお世話になりました。 IDDD 本は 1 章ごとの内容が濃いので、IDDD 本を読む前後のどちらにも学びがある内容でした。 IDDD 本の不必要に思える内容についてバッサリ切り落としており、むやみに深堀して時間を浪費しないですみます。 また、参考文献に数多くの資料が載せられており、これらを探す時間を省けるのもメリットです。 逆にいえば、この本だけで DDD を学ぶにはチグハグになるので、この本のみで DDD を学ぶには不向きだと思いました。
気になった点は、IDDD 本の内容から省略されすぎている部分があることです。重要に思えて深堀したいことがなかったりするので、本に採用された基準が気になりました。他には、IDDD 本はサンプルコードが Java なのですが、副読本は C#と Java の 2 つを用意していて、理由が気になりました。
次に DDD で勉強すること
IDDD 本の感想と同じですが、以下のことに取り組みます。
まとめ
- IDDD 本の副読本としての使用を目的に読んだ
- IDDD 本の内容が適切にまとめられており、IDDD 本を読むには必読だった