ソフトウェアテスト技法練習帳 ~知識を経験に変える 40 問~ (第2版)[2020, 梅津 正洋 他] を読みました。
感想を述べていきます。
感想
知人にテスト手法について学べる本について聞いたところ、この本を勧められたので読みました。
最後の問題以外は全て解きました。
この本は、ソフトウェアテストシンポジウム東北での準備(運営スタッフの人たちが、熱心に勉強会をすることで理解を深めているらしい)をもとに作成されたらしいです。
そのため、この本の著者は本のクオリティを太鼓判にしています。
この本で主に取り扱っているテスト手法は、同値分割法と境界値分析、デシジョンテーブル、状態遷移テスト、組み合わせテストとなっており、最後の総合問題も含めて 5 つのパートで構成されています。 あくまで、テスト技法でソースコードに落とし込むことはない点には気をつけてください。
全てのパートにおいて、問題演習が主になっているので、あらかじめテスト手法についてする必要があります。
ただ、インターネットで調べてあらかじめ予習すれば十分だと思いますし、少しでも知っていれば解説を見ることで理解することができます。
どうしても書籍で学びたかったら、この本で勧められている「ソフトウェアテスト技法ドリル」を読むと良いとおもいます。
問題の順番も徐々に難しくなっていくので、とっつきやすいです。
少しだけ、問題点をあげると、ラルフチャートはあまり実践でも使わなさそうなのと、Part4 でつかう PictMaster というソフトは Mac では動かないので、Pict などで代替する必要があります(答えが合っているかわかりませんが、、、)。
全体的な感想としては、とてもわかりやすく具体的なテスト技法を設計したい人におすすめです。