msksgm’s blog

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Webエンジニアです.日々の勉強,読書,映画観賞,美術観賞の記録を載せます.

「Vue.js 入門 基礎から実践アプリケーション開発まで」 感想

「Vue.js 入門 基礎から実践アプリケーション開発まで」[川口 和也 (著), 喜多 啓介 (著), 野田 陽平 (著), 手島 拓也 (著), 片山 真也 (著))]を読みました。

感想

React で Web アプリを作ったことがあるけど、Vue.js はまったく知らない状態で購入しました。

最初は、フロントエンドの歴史から始まり、Vue.js の基礎的な内容、.vue ファイルを使ったフロントエンドの作成、大規模 Web アプリを想定したセットアップ、設計、実装といった順番で、基本的なことから実践的なことまで記述されている本です。

Vue.js を何も知らない状態で、この本を読むよりも Vue.js チュートリアルが日本語訳されているので、そちらを先に読んだ方が理解しやすいと思いました。 とくに、序盤の宣言的レンダリングや、Vue.js のテンプレートエンジンの制御構文(v-on:clickv-for、etc)、単一ファイルコンポーネント、などの基本的な内容はとくに、紙面よりもチュートリアルの方がハンズオンで進めやすいので理解しやすいと思いました。
その後、Vuex を用いた状態の管理や VueRouter のルーティング方法の説明となっています。
これ以降は、書籍の方がソースの記述量が具体的でわかりやすいと思いました。 特に、最後の大規模アプリを想定したハンズオンは設計からやってくれるので非常に参考になります。また BDD で実装を進めていくので、個人開発で取り入れづらい BDD を実践できるのはとても貴重だと思いました。
その分、その領域に知見のない人は、とても難しく感じる内容だと思います。あくまで実装例なので無理をして取り組む必要はなく、ここの箇所は飛ばして自分のアプリを作った方がいいかもしれません。

要所で React などの他のフレームワークとの比較のコラムがあるので、他のフレームワークを使ったことがある人だと参考になる内容も含まれています。

まとめると、序盤はチュートリアルの方がわかりやすく、中盤以降は、詳細な開発方法について記述されており、参考になる箇所が多い本だと思います。
注意点は、2点あります。1つ目は Vue.js が 2 系であるので、Composition API と TypeScript を用いた解説がないこと(紹介程度にはあった気がします)です。2つ目は Vue.js をどのレベル(jQuery のように html に埋め込んで使いたい、単一ファイルコンポーネントでがっつり開発したい、他人の Vue.js ソースコードを読めるようになりたい)で使いたいかを明確にしないと1冊を読み切ろうとしたときに情報過多に陥りやすいです。