「サイダーのように言葉が湧き上がる」を観ました。
フライングドックの 10 周年記念作品で、監督は「4月は君の嘘」のイシグロキョウヘイ監督です。
近くの松竹が経営している映画館で何度もトレーラーを観たのでみにいきました。
感想
一つのオリジナル作品としてとても面白かったです。
簡単にまとめると以下のような感じです
- テンポ
- とてもよく途中でだれることなくサクッとみることができます
- キャラクター
- ちょうどいい人数でした。少し声優が豪華すぎる感はありますが。
- 物語の舞台
- 世界を救う系のお話ではなく、片田舎のショッピングモールが舞台です。箱庭のように理解しやすいです。
- ストーリー
- いたるところで伏線をはっていて途中で回収したり、疑問におもうようなシーンもあとで自然に解説のようなシーンがはいったりするので納得しながらみることができます
- 演出
- 画面割りや SNS の見せ方がとても面白かったです。また、背景が独特な塗り方をしており、他の作品とは違う雰囲気を醸し出してくれます
少しだけ問題点をあげると、主人公とヒロインの関係に大きな障害がないことでしょうか。
一応主人公の引っ越しという障害はあるのですが、すんなりと仲良くなり、お互いのコンプレックスもそれとなく解決してしまっているので、大きな盛り上がりは最後までなかった気がします。
そのぶん無理やりな展開がなかったので、受け入れることは容易いと思います。
まとめると、作品として完成度が高くとても面白い作品でした。もっと話題作になっていいのにと思います。