概要
「図解でなっとく!トラブル知らずのシステム設計 エラー制御・排他制御編」を読みました。 感想について記述していきます。
感想
以前、感想も書いた「図解でなっとく!トラブル知らずのシステム設計」の続編です。
今回は、エラーと排他制御についての内容でした。 この本の構成は前回と引き続き、導入は漫画と図によってわかりやすく、詳細な解説は丁寧な文章でおこなってくれるので非常にわかりやすい内容となっています。
エラーチェックは「単項目チェック」、「複数項目関連チェック」、「業務チェック」、「その他」という項目でわかれており、フロントの UI からバックエンド、DB までにチェックするべきエラーについて記述されていました。 排他制御は楽観ロック、悲観ロック、排他制御の競合といった内容が記述されていました。 どれも、エラー制御も排他制御は両方とも普段の業務や個人開発レベルで想定しなければならないパターンが解説されていて、非常に参考になりました。 個人的には以下の部分が印象に残っています。
- エラー制御
- エラーはまとめてだすのか、即座にエラーをだすのか
- エラー表示の標準化
- ページを跨いだときの、エラー管理について
- 排他制御
まとめると、前回の書籍と引き続き、実際におこりうるトラブルのパターンについて非常にわかりやすく記述された書籍でした。 特に、エラー制御と排他制御はトラブルになる瞬間まで意識しないことが多いんじゃないでしょうか。 不安があるや、過去に詰まった経験がある人におすすめしたい書籍でした。