概要
これは、Mackerel Advent Calendar 2025 2 日目の記事です。
国産サービスで実践するオブザーバビリティ入門を読みました。 感想を記述します。
目的
技術的関心事としてオブザーバビリティ(以下、o11y)があります。 o11y 周りで手を動かして学びたかったため、購入しました。
ほかの理由は以下があります。
- 本書の前作にあたる、国産サービスで実践するオブザーバビリティ入門の内容が良かったため
- 国産サービスである、さくらのクラウドと Mackerel を応援したいため
- 著者である菊池さん(id:kikuchi_et_al、Mackerel アンバサダー)と馬場さんとは知人であるため、楽しみにしていた
事前知識
以下のレベル感で読んでいました。
- 国産サービスで実践するオブザーバビリティ入門を読んでいたため、さくらのクラウドと Mackerel のセットアップ方法は把握していた
- Kubernetes(以下、k8s)がどのようなものかは知っているが、あまり kubectl コマンドを実行した経験がない
- OpenTelemetry 周りの概念は理解している
読了時間
サンプルコードを手順に従って動かしてデモアプリケーションを動かし、トレース・メトリクス・ログが出力されるのを確認するまで、2 時間程度でした。 途中で 2 回ぐらい、さくらのクラウドのインスタンスを作り直したので、それがなければもっと早く動作確認を終えたかもしれません。
感想
前書に引き続き、サンプルコードが用意されており、ちゃんと動くため、Mackerel とさくらのクラウドの入門に最適でした。 特にサンプルコードが、デモ用の擬似アクセスまで用意されており、ログ・トレース・メトリクスが確認でき、o11y の入門として最適でした。
最終的に読者は下記のようなトレースやサービスマップを生成できます。


他にも良かった点は以下です。
- コピー&ペーストで動くコマンドが GitHub にあった。紙からのコピー&ペーストはフォーマットのずれが発生しがちなので助かった
- リソースの削除方法が記載されている。余分なお金は払いたくないので、削除方法が丁寧に書いてあって良かった
- デモ込みで 1h~2h ぐらいで終わる内容。サクッと国産サービスと o11y を確認できた
詰まった点は、私が k8s の経験不足のため、誤ってマスタノード以外でkubeadm init を実行してしまったことです。
解除するコマンド kubeadm reset を知らなかったため、自分で調べて実行しました。
マスターノードで実行と記載されていたため、本当に私のミスでした。
何よりも、このときにインスタンスの再作成をしなくて良かった(時間がかかるため)です。
ほかに強いて言うなら、あとがきがあると良かったと思いました。 著者の本書にかける思いや次回作についての予告があれば、より楽しめたと感じます。
次に関連で勉強すること
久々にデモアプリケーションを動かして、楽しくなりました。 今後も OpenTelemetry や APM ツールを学んだり、ISUCON の練習に励もうと思いました。
k8s の知識不足は課題感を感じつつも、現時点では優先順位が高くないため、後回しです。
まとめ
さくらのクラウドと Mackerel を組み合わせて、o11y を実践できました。 2 つのサービスに興味がある方、o11y のデモアプリケーションを動かしたい方にお勧めです。 どちらも半年前と比較して進化を遂げており、期待せずにいられない内容でした。 今後の 2 つのサービスに加えて、本書の続編を楽しみにしています。