概要
OpenTelemetry Meetup 2025-07に参加しました。 感想を記述します。
参加理由
運営と登壇者として参加しました。 一般参加者としても参加した経験はなく、今回が初参加です。 経緯としましては、OpenTelemetry(OTel)の翻訳プロジェクトに関わっていたら docs-ja-approver になり、縁があって登壇と運営をした次第です。
登壇感想
OTel 公式ドキュメント翻訳 PJ から始めるコミュニティ活動というタイトルで発表しました。
下記の内容で発表しました。詳しくは、スライドの方を見ていただけると幸いです。
- OTel 公式ドキュメント翻訳 PJ の宣伝
- 私が翻訳 PJ に関わることで、さまざまな機会に恵まれた話をお伝えすること
発表した振り返りは以下です。
今回の登壇の機会も含めて、OSS 活動に関わることで、さまざまな機会に恵まれています。 エモい話に内容を振り切ったので、どのような反応があるか不安でした。 しかし、暖かいフィードバックをいただけたのでうれしかったです。 また、今後は技術的な発表だったり OTel のライブラリに対してコミットできるようになりたいと考えて、モチベーションが上がりました。
- 時間通りに発表を終えられて安心した
- X や発表後の懇親会でポジティブなフィードバックをいただけた
セッション感想
OTEL 分散トレーシングによるコネクティッドカーのデータ処理見える化の試み
トヨタ自動車株式会社の Masanori Itoh さんの発表でした。
車載システムにおける、OpenTelemetry 導入の実践例を説明していました。 具体的に車載システムの画像データ処理に OpenTelemetry を導入していました。
取り組みのレベルの高さや実現できたときの E2E オブザーバビリティが実現できそうで、非常におもしろかったです。 2 年前の時点で、OTel の取り組みで先駆者でありながら、車載システムというニッチな領域で実践している点も含めて興味深かったです。
Ktor + Google Cloud Tasks/PubSub における OTel Messaging 計装の実践
SanSan の前田さんの発表でした。
Ktor で実装している Consumer アプリケーションに計装したという発表でした。 1 行で計装できるようになるまで OTel 実装を読み解き独自計装を作成し、導入に成功していました。
1 行で導入可能な計装にすることで、開発者側に負担をかけない体制まで突き詰めたことに感銘しました。 私自身が Kotlin が好きですので、非常に勉強になりました。
ML Pipeline の開発と運用を OpenTelemetry で繋ぐ!
Getty さんの発表でした。
動画解析パイプラインに対して、MLOps の改善に取り組んだ発表でした。 W&B だけで解決できない課題に対して、OTel の計装と独自の Prometheus サーバーを運用し、運用面の課題を解決していました。 得られた効果が明らかに MLOps 体験を向上させており、オブザーバビリティが DevOps の向上に寄与した事例をみれてうれしかったです。
勉強会の全体的な感想
今回の勉強会で、自身の経験を共有しました。 半年前には OTel 関連の発表をすると想像していなかったため、コミュニティに参加することで予想していない機会に恵まれると再認識しました。 今回は技術面と関係のない内容でしたので、次に発表するときには技術的なことで発表したいです。
また、OTel が幅広い分野で活用されていると再認識しました。 今回の発表で Web アプリケーションに関係する発表は 1 つだけで、ほかは車載システムと MLOps でした。 正直なところ、OTel の普及はこれからだと考えていますが、今回のような先駆者がいるとモチベーションになりました。
今後も OTel の勉強を続けて、計装の実践例や OTel のライブラリへのコミットやパフォーマンス改善などに関わりたいです。