概要
詳解システムパフォーマンスを読みました。 感想を書きます。
読了時間
900 ページ以上ある書籍ですので、知人と勉強会を計画し、一部の章(8 章分)を選び 2 ヵ月ほどで読みました。
目的
本書を読んだ理由は以下です。
- SRE に興味関心があるので、SRE の関連書籍である本書を読むことにした。
事前知識
ネットワークと Linux 周りの書籍では以下の書籍を読んでいました。
感想にも記述しますが、これらの書籍を読んでいて良かったですし、事前に読む書籍はあった方が良いです。
- [改訂新版]3 分間ネットワーク基礎講座
- Real World HTTP 第 2 版
- Linux で動かしながら学ぶ TCP/IP ネットワーク入門
- マスタリング TCP/IP 入門編(第 6 版)
- 入門 モダン Linux
- [試して理解]Linux のしくみ【増補改訂版】
- Go ならわかるシステムプログラミング 第 2 版
感想
重厚な見た目ですが、存外読みやすい部分が多く、パフォーマンス観点から Linux について学べる書籍でした。
自身の力不足な点が多く、ほかの書籍も読み直しつつ、本書を再度読み直す必要があると思いました。
良かった点について述べていきます。
良かった点は、2 点あります。
1 つめは、見た目通りの低レイヤについて網羅的な内容です。 低レイヤ周りの内容で単語レベルでは知っていても、少しでも深堀した内容はまったく知識がありませんでした。 本書は Linux ベースで基本的な単語に用語やパフォーマンスについて述べてあるので、非常に勉強になります。 章ごとに内容がきれいに分割されているので、気になった部分から学べます。
2 つめは、章末に練習問題があるため、読む際のとっかかりにしやすいことです。
章がそれなりに長いので、すべての内容を精読するのは困難ですが、とりあえず練習問題の内容から読み進めることができました。
ただし、練習問題にも簡単な問題と難しい問題があるため、練習問題も取捨選択が必要です。
今回は 1 周目ととらえて難しい問題はとりあえず飛ばしました。
本書を読む注意点は以下の 2 つです。
- 文章量が非常に多いので一度に読み切らない方が良いことです。
- ほかの書籍と合わせて読んだ方が良いです。
次に関連で勉強すること
低レイヤ周りの関連書籍を読み、再度本書を挑戦しようと考えています。
まずは、[試して理解]Linux のしくみ【増補改訂版】の読み直しを検討しています。
