概要
「達人に学ぶ DB 設計 徹底指南書 初級者で終わりたくないあなたへ」を会社の人に推薦されたので読みました。 感想について記述していきます。 DB 関連で言えば過去に、「達人に学ぶ SQL 徹底指南書」、「SQL アンチパターン」、「絵で見てわかる OS/ストレージ/ネットワーク」を読んだことがあります。
感想
出版年が 2012 年にもかかわらず、DB について現在の現場でも通じるものがある名著でした。 出版から 10 年経過した時代で著者の意見が変化したのか気になります。
本書では DB に関連する以下の項目(一部)を丁寧に解説されます。
- DB の初歩的な内容
- 3 層スキーマ
- 論理設計
- 物理設計
- 正規化
- ディスク
- 冗長化
- バックアップ
- ER 図
- IE 表記法
- IDEF1X
- パフォーマンス
- インデックス
- 統計情報
- オプティマイザ
- アンチパターン
- バッドノウハウ
- グレーノウハウ
- 木構造
そのため、「初学者で終わりたくないあなたへ」と書いてありますが、初学者にもおすすめできます。 それなりに DB を触ってきた人でも、まとめて復習するために読むのもいいと思いました。 時間や立場が変わっても繰り返し読める内容なので、全てのエンジニアに一読することをお勧めします。 個人的には木構造は「SQL アンチパターン」でも紹介されていたため、実務で使ったことはないのですが、そろそろ DB で設計できるようになりたいと思いました。
関連書籍でいえば、DB 設計のアンチパターンについて学びたければ、「SQL アンチパターン」、「失敗から学ぶ RDB の正しい歩き方」をお勧めします。 順番はどちらが先でも問題ないです。出版年度は「SQL アンチパターン」が先です。 余談ですが、DB 設計は正しい正規化を前提として、後はケースバイケースになるので、アンチパターンをいかに踏まないかの世界にもなるのかもしれません。 SQL 関連でもっと深堀したければ、「わかりみ SQL」、「達人に学ぶ SQL 徹底指南書 第 2 版」の順番でおすすめします。 「達人に学ぶ SQL 徹底指南書」は難易度が高いので「わかりみ SQL」で高度な関数の記述方法について学んでからの方がいいと考えたからです。 まだ挑戦していませんが、「SQL パズル」も読もうと思っています。
まとめ
まとめると以下になります。
- 出版年は 10 年前だが、現在にも通じる内容だった
- 著者が第 2 版を出してくれるのが楽しみ
- 初学者、上級者に限らずお勧めします
- 深堀したかったら関連書籍を読んでみてください