「SQL アンチパターン」[Bill Karwin (著), 和田 卓人 (監修), 和田 省二 (監修), 児島 修 (翻訳), 2013]を読みました。
感想
SQL の勉強の一環として、SQL と DB の 名著をとして紹介されることが多いので、読みました。
名前に反して SQL に限らず、SQL、DB 設計、開発方針などのさまざまな観点において、25 種類の アンチパターンの紹介、見つけ方、解決方法が紹介されています。 アンチパターンのユースケースもまちまちで、普段当たり前のように解決しているもの、うっかりハマってしまいそうなもの、拡張していったときに遭遇しそうなものになっています。 最後あたりは DBA 目線で DB の管理方法や、DDD を用いた設計になっており、事業レベルのお話だったりドメインモデルのお話だったりします。 なので、本書の内容は初心者から上級者まで共感しやすく、アンチパターンの解説も繰り返しなので、とても読みやすいです。 サンプルコードは公開されていますが、あまり手を動かして理解するようなものでもない気がするので、さらっと一読できます。
個人開発レベルでも会社のデータベースエンジニアや DBA など様々なタイミングで読み返せる内容になっているので、自分の SQL や DB の技術力に関係なくとりあえず読むことをお勧めします。