「映画大好きポンポさん」を観ました。
感想について述べていきます。
感想
映画製作をテーマにしたアニメ映画です。
天才映画ディレクター「ポンポさん」のアシスタントである「ジーン」が、「ポンポさん」の脚本をもとに映画製作をするストーリーです。
すごくテンポよく、綺麗にまとまっていて、鑑賞しやすく面白い作品だと思いました。
登場人物の登場シーンが説明している雰囲気になりすぎなかったり、シーンの演出が簡潔で見所があったり、「ポンポさん」の語る映画のこだわりが作品自身にも込められていて、映画が好きな人ほど見ていて心地の良い作品だと思います。
また、映画製作だけでなく、ものづくりをする人と関わる人たちがが感じる楽しさや苦悩、を感じっとたり共感したりすることができるという点においても楽しむことができます。
原作の1巻分(映画分)が pixiv コミックで無料公開されており読むことができます。
原作のコミカルな雰囲気を残しつつも、演出の工夫によってゴチャゴチャした部分がなくなったり、よりわかりやすくなったりします。
特に、映画の後半パートはほとんどオリジナル展開となっているけれども、主人公の「ジーン」に感情移入しやすくなり、彼が主人公であることを認識させてくれます。
もともと5分間アニメのボツ企画を、漫画として公開したことで人気となりアニメ化まで果たした「映画大好きポンポさん」。
公開された頃からのファンの方々によって支えられ、その期待を映画によって答えたであろうこの作品は、製作者側からの愛も感じられる作品として、是非おすすめです。