「ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち」[2005, ポール グレアム (著), Paul Graham (原著), 川合 史朗 (翻訳)]を読みました。
感想
エンジニア系ビジネス書の一つです。
知り合いのエンジニアが推薦したのと、タイトルから気になっていたので読むことにしました。
本書は、16章(0章もあるので合計17章)から構成される筆者のエンジニアリングとビジネスの体験談と時代の潮流をまとめたエッセイです。
冒頭に書かれているように、独立しているので興味あるところだけ読むことができる内容となっています。
文章は、英語を日本語訳されたものです。不自然な日本語はありませんが、言い回しが少し読みづらいかもしれません。
著者の様々な観点から記述されており、章のタイトルが例えば、「どうしてオタクはもてないのか」、「ハッカーと画家」、「百年の言語」などと、同じ本にあるとは思えないぐらい関連がありません。
具体的な内容もあまり関連性がなく、簡単にあげると
みたいな感じです。
なので本当に興味があるところは面白いですし、興味がなければ退屈な内容となっています。
ただし、何かしらのタイミングでエンジニア系ビジネス書を読みたくなったら早めに読むべきだと思います。
なぜなら、自分自身に重なるところが少なからずあるからです。
これは、技術の変化は振り子や螺旋に喩えられるように、どこかしらで通る道を 2005 年時点でまとめられたものになっています。
今までの自分や今後の自分が遭遇するであろうことが書かれていると思いました。
自分も、数年したらもう一回読みたいと思います。
感想まとめ
独立した章から構成されるエンジニア系ビジネス書エッセイ。
独立しすぎてて少し退屈かもしれませんが、興味があるところは参考になるのと、いつかは遭遇するかもしれない事例が記載されています。
急いで読む本ではありませんが、興味があれば是非読んでみてください。